優勝したLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)/2025スーパーGT第1戦岡山 4月13日、岡山県美作市に位置する岡山国際サーキットで2025年スーパーGT開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』が行われ、65号車LEON PYRAMID AMGがGT300クラスのウイナーとなった。レース後、K2 R&D LEON RACINGの蒲生尚弥と菅波冬悟が優勝ドライバー会見に登場。喜びと今季への意気込みを語った。
■菅波冬悟(65号車LEON PYRAMID AMG) 第1スティント担当
――いまのお気持ちと自身のスティントを振り返ってください。
「出戻りということで、以前所属してたチームに呼び戻していただいての初戦でしたので、優勝という結果は本当に心から嬉しく思っています」
「自身のスティントについてですが、結構天候が読めないなかでのスタートだったので、どの種類のレインタイヤを使用するか、ものすごく迷いました。蒲生選手に経験から選んでいただいたタイヤは、持ってきた中では硬め。それがうまくハマりました」
「序盤はちょっと温まるのに時間かかって少し苦しかったし怖かったですが、そこからペースを落とすことなく、自分のスティントをしっかり走り切れました。蒲生選手にバトンタッチする時も、しっかりとマージン稼げた状態で(クルマを)渡すことができたので、自分としても『すごく楽しいスティントを走らせていただいたな』というふうに思います」
――今シーズンへの意気込みをお願いします。
「今日勝てましたけど、また次のレースが来る頃には今日勝ったのもおそらく忘れて、何回勝っても足りないぐらい『毎回勝ちたい』という気持ちで挑むと思うので、勝てるだけ勝ちたいです」
「あと、今日は蒲生さんがあまり嬉しそうじゃなかったです。『今年はあと何回蒲生さんの笑顔を見れるかな』っていうところで、いっぱい笑顔を見られるように頑張ります」
■蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG) 第2スティント担当
――いまのお気持ちと自身のスティントを振り返ってください。
「とても天候も荒れて、難しいレースだったと思います。そのなかでチームの力と菅波選手の力で優勝をすることができて本当に、まずはホッとしています」
「僕自身のスティントは、本来であれば菅波選手がレインタイヤで引っ張れるだけ引っ張って、スリック(ドライ路面用)タイヤに変えられるタイミングでドライバー交代ができればよかったと思うのですけど、『意外と(路面が)乾かないな』と思って、『どうせ入るんだったらフルコースイエロー(FCY)などのリスクに備えて、早めにドライバー交代しよう』ということで、(ピットに)入ってきてもらいました」
「そこから先が意外と路面の乾きが早くて、スリックタイヤ勢がだんだんタイムを上げてきたので、僕も(クルマとしては2回目の)ピットに入ってスリックタイヤに変えて、というかたちでした。最後ちょっと18号車(UPGARAGE AMG GT3)と当たってしまったのですけど、そこから先のペースは非常に良かったです。本当に今まで準備してきたものが、すべてうまくまとまった週末だったかなと思います」
――18号車との接触について状況を教えてください。
「アトウッドコーナー(5コーナー)で、(18号車AMG)のインに飛び込んでいきました。僕の感触としては、クルマは僕のクルマのほうが前にいたと思うので。それで結果的に曲がりきれずに、ちょっと当たってしまったという感じです」
「ペナルティが出るかもしれないので、それを覚悟で終盤は本当にできるだけプッシュしました」
――今シーズンへの意気込みをお願いします。
「毎年同じですが、もう毎戦の取りこぼしもそうなんですけど、自分たちの力を毎回出し切って、レースを重ねていくこと。もう本当にもうそれしかないと思いますので、チームと菅波選手と力を合わせて、戦っていきたいなと思っています」
[オートスポーツweb 2025年04月13日]