ファイナルラップに向かう、4番手17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTの小出と5番手ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT松下、6番手DENSO KOBELCO SARD GR Supraのフェネストラズ ウエットのセーフティカー(SC)スタートとなったスーパーGT開幕戦、第1戦の岡山。レースは実質スタートの1周目から波乱の展開となり、GT500の3台がマルチクラッシュなど、計4回のSC導入、FCY(フルコースイエロー)2回、赤旗1回、ペナルティが4台に課されるという荒れた内容となってしまった。トラブルやアクシデントが絶えない中、GT500のファイナルラップでは3台が3位表彰台を巡って熾烈なバトルとなった。その表彰台争いについて、レース後に聞いた。
4番手17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTのルーキー小出峻、5番手8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの松下信治、そして6番手39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraのサッシャ・フェネストラズの3台が僅差で並びながら入った82周目のファイナルラップ。
3番手37号車Deloitte TOM'S GR Supraは10秒加算のペナルティが出ており、この時点では4番手の17号車Astemoの3位表彰台が目前という状況だった。サインガードで見守っていた17号車の金石勝智監督もあと1周と思っていたところ、「あれっ!? 帰ってけえへん!」という不測の事態となった。