「元フジテレビの女性アナウンサーAさんに対する中居正広さんの《業務の延長線上の性暴力》を巡り、第三者委員会が石橋貴明さんにヒアリングの打診をして断られていたことが明らかになりました。
今月3日、石橋さんはくしくも食道がんの治療のため芸能活動を休止すると発表。第三者委員会の調査に関して、石橋さんの事務所は『病気療養の準備のため対応できなかった』と説明していましたが、その“釈明”には疑問が残ります」(全国紙記者)
4月9日、週刊文春電子版はフジテレビの第三者委員会の報告書で指摘された《類似事案》内にある「有力な番組出演者」が石橋貴明(63)だと報じた。
「10年以上前、フジの女性社員が“有力な番組出演者”との会食に参加した際、途中から2人きりにされ別の店に移動。その場で下半身を露出した有力出演者が石橋さんだったと『週刊文春』は断定しています。石橋さんの事務所はセクハラの有無は“わからない”とのことです」(前出・全国紙記者)
石橋をよく知るフジテレビ関係者は声を潜めてこう語る。
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「’80年代半ばから始まった『ねるとん紅鯨団』『とんねるずのみなさんのおかげです』の大ヒットで、フジのバラエティ番組は“黄金期”を迎えます。そのため、とんねるずとフジの“蜜月”は、業界関係者の間では有名でした。
当時は毎年、年末になると西麻布でとんねるず主催の忘年会が開かれていました。その“幹事社”がフジで、出席者の人数も他局より多く、その場を仕切っていたのです。
その忘年会では、酒の“イッキ飲み”は当たり前。各局のスタッフたちは石橋さんの思いつきで、西麻布から六本木方面への“100メートル競走”をさせられていました。全盛期の彼に異を唱えられるスタッフはおらず、吐き気と闘いながら走っていました」
今回の報告書で、中居とフジの女性アナウンサーとの飲み会が複数存在していたことが判明した。石橋もよく“女子アナ飲み会”に出席していたという。
「当時制作部長だった港浩一元社長が開いていた“港会”には、とんねるずも定期的に参加。当時人気だったフジの女性アナウンサーたちが多数出席していました。もちろん、その会では石橋さんは超VIP待遇。かつての参加女性たちは、石橋さんの振る舞いをどう思っていたのでしょうか……」(前出・フジテレビ関係者)
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フジの番組作りにおいても終始“石橋ファースト”が貫かれていたという。
「『みなさん〜』の制作会議では石橋さんの意見が“最優先”でした。体育会系を自任しているように、自分がやりたい企画は強引に押し通してしまう。ほかのスタッフがちょっと違った意見を言おうものなら、『うるせえんだよ!』の一言で片づけられることもありました」(前出・フジテレビ関係者)
■石橋から台本にない性差別的な発言を
実は石橋はかつてフジの番組内のセクハラで訴訟問題になったことがあった。当時を知る制作関係者はこう証言する。
「『とんねるずのみなさんのおかげです』で共演していた当時56歳の女優が92年11月、石橋さんとチーフディレクターに対し、台本にない性差別的な発言や誤ったテロップで名誉を傷つけられたとして、200万円の損害賠償などを求め、東京地裁に提訴しました。
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女優歴10年ながら“素人”“自称女優”として出演していた彼女は、“無理やりビキニ姿にされ、石橋さんから事実と異なる侮蔑的な発言を受けて笑いものにされた”と訴えたのです。
フジテレビ側は『気持ちを傷つけてしまったことは申し訳ない』と謝罪したものの、石橋さんの事務所は当初『本人と連絡が取れないのでコメントできない』と話していました。結局1カ月後に女優側が提訴を取り下げる形で騒動は終結しましたが、フジでの石橋さん絡みの女性問題は、この当時から聞こえてきてはいました」
『みなさん〜』は18年3月で約30年の歴史に幕を下ろすが、石橋とフジの蜜月は直近まで続いていた。前出のフジテレビ関係者は言う。
「昨年11月に日本武道館でおこなわれた『とんねるずTHE LIVE 2024 Budokan』も“港浩一社長案件”でした。
武道館ライブのPR番組としてその前月に放送された『とんねるずの2億4千万の大陸スペシャル ライブ裏側初公開&密着』では、石橋さんが大谷翔平選手を応援するためLAに行く場面がありましたが、座席はなんとファーストクラス。社長案件なので予算は通ったのですが、現場のスタッフたちは“採算が合わない”と大ブーイング。“フジの闇”をひしひしと感じていました」
フジなら許される、守ってくれる――石橋の思いどおり、何の説明もなく活動再開できるのだろうか。
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