ショートドラマ『他人未満-親愛なる疎ましい貴方-』に出演する関哲汰(ONE N' ONLY) (C)ORICON NewS inc. 俳優の平川結月と本島純政がW主演を務めるショートドラマ『他人未満-親愛なる疎ましい貴方-』が、きょう14日からショートドラマ配信プラットフォーム「UniReel」で独占配信される。ORICON NEWSでは、大沢哲哉(26)を演じる関哲汰(ONE N' ONLY/27)に今作の見どころや俳優業への思いを聞いた。
【撮り下ろしカット】さまざまな表情で…!クールな魅力を放つ関哲汰(ONE N' ONLY) 今作は、励雨檸監督が手掛ける、切なさと緊張感が交錯する意欲作。幼い頃に芽生えた淡い恋心と、家族という宿命の狭間で揺れ動く心情を繊細に描き出す。
W主演の平川は幼き日のはかない初恋を胸の奥深くにしまったまま「兄」の風斗を見つめ続けてきた神崎清香、本島は幼き日に両親を亡くし、神崎家の養子として15年生きてきた神崎風斗を演じる。関のほか、青島心が萩原家の令嬢であり、風斗の婚約者で公私にわたり支え合う関係である萩原明珠役で共演する。
■大沢哲哉役は「ギャップがすごい」 新しい一面がラストに「見て、感じてほしい」
関が演じる哲哉は、幼い頃より神崎家に仕え、清香らの父・竜一の信頼を勝ち得て、現在は若きベンチャー企業の社長を務める。清香にとって、唯一何でも打ち明けられる幼なじみのような存在。温厚で誠実、どんな時も頼れる男である。
――「大沢哲哉」はどんなキャラクターなのか、ご自身の言葉で教えてください。
どこまで言っていいかな(笑)。社長であり、御曹司なので、頭の回転が早くて、人の気持ちを読み取るのが上手いなって演じながら感じていました。
――演じる際に意識していたことはありますか。
ギャップがすごいので、切り替えを割り切って演じていました。清香に思いを寄せる優しさがある一方、計画的な面も出しながら…という部分が難しくもありました。
――予告「純愛篇」やビジュアルの解禁後、ファンの皆さんからの反響はいかがですか。
ファンの方は「爽やか」って言ってくれています。普段見ないような違った一面の役だと思うので、良いコメントが多くてうれしかったです。
――演じるうえで心がけたことはありますか。
まばたきの回数は、極力しないようにしていました。ドライアイで涙が出ちゃうのですが、シリアスな場面で言葉を発するときにパチパチしていたら、言葉が軽く聞こえちゃうなと思い、目を開けてやっていました。
――印象に残っているシーンはありますか。
一番印象的なシーンはあるんですけど、ね(笑)。
――本作で新しく見ることのできる関さんの一面はありますか。
最後まで見ていただけたら新しい一面が見られると思います。見て、感じてほしいです。
――W主演の本島純政さんは、20歳にして26歳の役を演じていますが、撮影現場で刺激を受けたことはありますか。
ストイックに取り組んで、風斗を全うしているところを見ていました。撮影始まる前、打ち合わせして練習する中で、お互いの思うところを話したりして、刺激を受けました。20歳で6個上の役を演じること自体がすごいなぁって思います。
休憩中はずっと2人で騒いでいました。いろんな話をしたり、写真を撮ったり、TikTokを撮ったり。意外と2人のシーンがなかったのですが、ごはんを一緒に食べたりしました。
■アーティスト活動&俳優業を“両立”「やれることは全部やろう!」
――アーティストと俳優、どちらも表現をする仕事ですが、近いものを感じますか。
アーティスト面だとパフォーマンスで曲の世界観に入り込み、作品だと役に入り込むという部分は一緒です。楽曲もかわいい曲もあれば、かっこいい曲もあるので、アプローチを変えていく部分は似ています。
ですが、普段はメロディーがあって歌をつけていく表現方法で慣れているので、せりふがあるとまた違う緊張感があります。でも、その緊張感が心地よく、やっていて楽しいです。
――俳優の活動とアーティスト活動では、自分の中でスイッチを切り替えているのでしょうか。
アーティスト活動の時はメンバーがいるので「一緒にやっていくぞ!」っていうテンションなのですが、俳優のお仕事だと1人なので、役に入りこんでいます。
シリアスな役のときは、休憩中にワイワイするのではなく、端っこにポツンといて、気持ちを高めていってシーンに臨む方がやりやすいんです。「すぐに切り替わります」ってことはできないので、ちょっとずつ入っていくタイプです。
――メンバーの皆さんも俳優活動でそれぞれご活躍されていますが、いかがですか。
ほかのメンバーもそれぞれ活動して個人仕事を頑張っていて。グループになったときに話して、刺激になっています。「こういう役やったよ!」「予告を見たよ!」って。皆で頑張って、グループでも頑張って、刺激し合える関係性です。
――今作について、メンバーの皆さんの反応はいかがでしたか。
キービジュアルのまねしていました。時計を持っていて。見てくれてうれしいです。
――ツアーも控えるアーティスト活動と俳優業の両立はかなり忙しいかと思いますが、どんなマインドを大切にしてお仕事と向き合っていますか。
いろいろやらせてもらっていることに対し、ありがたい気持ちです。一つひとつに感謝の気持ちをもって「やれることは全部やろう!」って気持ちです。
――俳優業での夢をお聞かせください。
いろいろなキャラクターを演じさせてもらえているので、明確に“これが俺の役だ”というものがまだ見えていないのですが、そこは見えなくてもいいと思っています。今はクセがあるキャラクターが多いのですが、すごく楽しいです。どうやって演じようかって考える時間も楽しいので、いろんな役をたくさんやりたいです。勉強、勉強です。
――演じてみたい役柄はありますか。
狂いまくった役をやりたいです。もっといけるなって。見ている人を“怖い”って思わせたい。恐怖心を与えられるぐらい感情を揺さぶる役をやってみたいです。
インタビューは“ネタバレ”回避のため、慎重に進行された。時折、言葉を選んでいた関は「まだインタビューで話せていない部分もあるので、最後まで見て『あ、なるほどな』っていうのを感じてくださったらうれしいです。縦型のショートドラマではあるのですが、映像美も楽しんで見てくれたらうれしいです」と呼びかけた。