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石井ふく子さん(98)が演出を手がけ、久本雅美(66)が主演する舞台「花嫁〜娘からの花束〜」(6月1〜24日、東京・三越劇場)の取材会が14日、都内で行われた。向田邦子さん作で、夫を亡くし七回忌を迎えた母に縁談が持ち込まれる物語。これまで、何度も舞台やドラマになってきた。
石井さんは、初めて一緒に仕事をする久本について「1度お会いして、家に来てもらって、本を読んでもらって、いいなと思いました。大丈夫だと思いました」と話し、芝居や作品全体について「心があるかどうかが一番大事。ただせりふを言っているだけではだめ」とした。
久本は、アドリブやギャグを「封印です」と宣言し「私の中でもものすごい挑戦です。どう演じたらいいのか分からないんですけど、新たな世界を教えていただけるので、しっかり飛び込んでいきたい」と話した。
共演の羽場裕一は、作品について「台本を読ませていただいた時は、途中から涙腺がゆるみはじめて、ぽろぽろ泣いていました。お芝居の台本に流れる空気感、やわらかくて、なつかしくて、真心が行きかっている」と語った。
10歳のころから数々の作品で石井さんの演出を受けてきた小林綾子は「先生のお芝居の演出の魅力は、とても心を大事にされること。もっと気持ちで、もっと気持ちでとおっしゃる。演出されるお芝居には温かいものがずっと通ってる」とした。ほか丹羽貞仁も出席。
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