オダギリジョー×高石あかり×松たか子ら共演『夏の砂の上』、乾ききった心に希望が差し込む――ポスター解禁

　オダギリジョーが主演・共同プロデューサーを務める映画『夏の砂の上』より、乾ききった心を抱えた4人に希望が差し込む、切なくも温かいポスタービジュアルが解禁された。

【写真】オダギリジョー主演＆共同P『夏の砂の上』に集結した豪華キャスト

　本作は、読売⽂学賞 戯曲・シナリオ賞受賞の松⽥正隆による傑作戯曲を、気鋭の演出家・⽟⽥真也の監督・脚本で映画化。

　物語は、息⼦を亡くした喪失感から⼈⽣の時間が⽌まり、妻に⾒限られた主⼈公と、妹が置いていった17歳のめいとの突然の共同⽣活から始まる。愛を失った男、愛を⾒限った⼥、愛を知らない少⼥…それぞれが痛みと向き合いながら、夏の砂のように乾き切った⼼に、⼩さな希望の芽を⾒つけていく。

　主人公・小浦治を本作の共同プロデューサーも務めるオダギリジョー、治の姪・優子を高石あかり、治の妻・小浦恵子を松たか子、優子の母で治の妹・阿佐子を満島ひかり、優子へ好意を寄せる・立山を高橋文哉、治が働いていた造船所の同僚・陣野をフォークシンガーの森山直太朗、同じく同僚・持田を光石研が演じる。

　今回解禁されたビジュアルは、長崎の坂の上にある家に住む治と恵子の夫婦のところへ、治の妹の阿佐子が娘の優子を連れてくる、物語が動き出すシーンをイメージした写真を使用したデザイン。

　幼い息子を失った喪失感から人生が止まってしまった治、父親の愛を知らずに育った優子、悲しみを共有し共に再スタートすることができない夫へ愛想を尽かした恵子、娘を兄に預け男の元へ走る奔放な阿佐子たち、それぞれ痛みと乾ききった心を抱えた4人が集う。4人がたたずむ背景に映し出される長崎の街から差し込む光が、登場人物たちをあたたかく包み込み、彼らの心が重なっていく様子を予期させる。喪失と希望が交差する、切なくも温かなビジュアルが完成した。

　映画『夏の砂の上』は、7⽉4⽇より全国公開。