久本雅美、石井ふく子演出作初出演にプレッシャー「アドリブとギャグは完全に封印です」

1

2025年04月14日 14:55  ORICON NEWS

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

三越劇場・松竹6月公演『花嫁〜娘からの花束』取材会に登場した(左から)丹羽貞仁、小林綾子、久本雅美、羽場裕一、石井ふく子氏 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の久本雅美が主演する三越劇場・松竹6月公演『花嫁〜娘からの花束』の取材会が14日、都内で行われ、久本をはじめ、羽場裕一、小林綾子、丹羽貞仁らの出演者、演出の石井ふく子氏が登壇した。久本は大御所の石井氏の作品に初出演・主演する心境を明かした。

【写真】笑顔が素敵すぎる!赤髪×赤チェックシャツもお似合いの久本雅美

 1977年に向田邦子さんが石井氏の依頼により執筆し、放送されたドラマ『花嫁』は、その後もキャストを変え、ドラマ放送はもちろん舞台化も繰り返されてきた名作。東京・上野池之端の下町を舞台に、ある家族のもとへ舞い降りた母への縁談をきっかけに、家族の絆を明るく深く描き出す本作。昭和、平成と受け継がれ、令和では初上演となる今回は、『花嫁〜娘からの花束』と題し、数々の名優が演じてき主人公・片岡ちよ役を久本が務める。

 98歳の石井氏の作品に初出演、初主演することについて久本は「大・大先生で、オーラがすごいですから、怖いっていうイメージはありました」と正直な気持ちを明かしつつ、「小林さんはじめ、先生と一緒にお芝居された方に“どんな人なの?”って聞いたら、皆さん“優しい”っておっしゃるのを聞いて、やっと眠れるようになりました」と冗談めかしながら、そのプレッシャーを吐露した。

 一方の、石井氏は「私は心があるかどうかが一番大事」と俳優に求める条件をズバリ。そして久本と会い台本を読んでもらった際に「ああ、よかったな、大丈夫だ、と思いました」と感じたという。久本は「本当に素晴らしい優しさで溢れる作品作りをされると聞いて、先生が今“心があるのか”って言われましたし、自分も心があるお芝居は絶対に大事だと思うので、それを表現できるようにしっかり頑張ります」と、真剣な表情を見せた。

 記者から「久本さんと言えば、アドリブ的に刺激の強いギャグが出ると思うのですが」と質問が飛ぶと、久本は「今回は完全に封印です」とキッパリ。「私の中でものすごい挑戦です。本当にどう演じていいのかわからない不安がいっぱいありますが、新たな世界を教えていただけるので、飛び込むつもりで頑張っていきたいと思います」と期待を込めて語った。

 三越劇場・松竹6月公演『花嫁〜娘からの花束』は、東京・三越劇場で6月1日〜24日に上演。その後全国巡回。

    ニュース設定