2014年(平26)に亡くなった、三國連太郎さんの13回忌の会が命日の14日、都内の角川大映スタジオで開かれた。
この日は、三國さんとゆかりのある小林薫(73)渡辺えり(70)永瀬正敏(58)羽田美智子(56)浅田美代子(69)吉岡秀隆(54)「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三監督(60)石橋蓮司(83)北大路欣也(82)が登壇。各年代で出会った、おのおのの三國さんとのエピソードを明かした。それを佐藤と、孫で佐藤の長男の寛一郎(28)が檀上で聞くスタイルを取った。
渡辺と浅田は、三國さんの作品に向かう、妥協ない姿勢があふれたエピソードを披露した。渡辺は「1988年の舞台『ドレッサー』で夫婦役で共演したときからの縁。稽古初日に三國さんの台本が真っ黒で600回、台本読んで来られたと聞き驚きました」と語った。そして「奥深く豊かな人柄にとりこになってしまい、自分も引っ越しして近所になって頻繁に飲むようになりました」と笑みを浮かべた。
「釣りバカ日誌」シリーズで14本、共演した浅田は「(自分はシリーズの)途中参加だったけれど、温かく迎えてくれました。三國さんは普段は楽しい人でしたが、脚本は書き込みがすごくて。西田(敏行)さんと、けんけんがくがく議論が続き、撮影できなかった日もありました」と、渡辺同様、作品に妥協なく向き合った三國さんの一面を明かした。親子を演じた1991年(平3)の映画「息子」(山田洋次監督)に出演した際は「メイク室で、役柄にあわせて、爪のなかに汚しをいれて(役作りをして)いるのを見て、驚いた思い出があります」と振り返った。
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