『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会綾野剛主演映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』より、不穏な本ポスタービジュアルが公開された。
三池崇史が監督を務める本作は、ルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』の映画化。「死に方教えてやろうか」と教え子を恫喝した史上最悪の殺人教師を描く。
今回公開されたポスターに写るのは、綾野が演じる主人公の小学校教諭・薮下誠一をはじめ、薮下を告発した保護者・氷室律子(柴咲コウ)、週刊誌記者・鳴海三千彦(亀梨和也)、薮下の弁護士・湯上谷年雄(小林薫)、薮下の妻・希美(木村文乃)、薮下が勤める小学校の校長(光石研)、律子側の弁護士・大和紀夫(北村一輝)、薮下から体罰を受けたとされる・氷室拓翔(三浦綺羅)の8人。
言い尽くしようのない複雑な表情の藪下のはじめ、訴えかける眼差しや鋭い視線を向ける者、一切の感情が見えない者と、登場人物それぞれの表情が写し出された。「なぜ、それを信じますか?」というコピーは、登場人物たちはもちろんのこと、見る側の気持ちも波立たせている。
ほかにも、拓翔の診断を担当した大学病院の精神科教授・前村義文役で小澤征悦。三千彦の上司で、薮下の実名報道を許諾した「週刊春報」編集長・堂前役で高嶋政宏。拓翔のクラスメイトで、山添純也の母親・山添夏美役で安藤玉恵。
前村と共に拓翔の診断を担当した、大学病院の精神科医師・箱崎祥子役で美村里江。薮下に処分を下す教育委員会の教育長・藤野公代役で峯村リエ。教頭からの指示で同僚の薮下を監視する戸川役で東野絢香。薮下と律子の民事訴訟を担当する裁判長・橋本役で飯田基祐も出演することが明らかになった。
『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』は6月27日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)