北海道苫小牧市教育委員会は14日、市内の小学校に勤務する50代の男性事務職員がPTA会計の口座などから約470万円を着服していたと発表した。借金の返済や生活費に充てていたという。
市教委によると、職員は2022年10月から今年3月の間、周年行事に向けた積み立て用のPTA特別会計口座などから計約220万円を引き出したほか、教材購入のために保護者から預かった現金約250万円を入金せずに不正流用した。
3月24日に職員が欠勤したことなどから発覚。職員は着服の事実を認め、全額返済した。PTA活動や児童の学校活動に影響はなかったが、市教委は今後、道教委に厳正な処分を求める方針。市教委は「服務監督者としての責任を重く受けとめ再発防止を徹底していく」とのコメントを出した。【平山公崇】
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