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脳科学者の茂木健一郎氏が16日、YouTubeチャンネルを更新。13日に開幕した大阪・関西万博をめぐる批判の声について私見を述べた。
万博をめぐっては、開幕前から会場建設費用をはじめさまざまな問題が議論されてきたが、開幕後も会場内や駅の混雑、シンボル「大屋根リング」の雨漏りなどに対する批判の声がSNS上でも噴出した。そうした中、ラッパーの呂布カルマが自身のXで「行ってないし行く気もない奴らの万博の悪口もういいって。誰が得すんの」と投稿し、物議をかもした。
茂木氏は「呂布カルマさんの万博についてのご発言について」と題した動画で、「『ラッパーだったら権力の万博側を批判するのが当然だろう』みたいな思い込みがどうもあるみたい」と呂布の投稿をめぐる炎上騒ぎに言及。「大前提として1人の人が何を感じたかを言うのは自由だと思うんですよね。で、それがポジショントークだとか、『維新の吉村さんと対談してるからそういう流れがあるんだろう』っていう風に言われる方もいらっしゃるんですけど、人間ってやっぱりそんな単純なものじゃない」と、呂布への批判の声に異を唱えた。
続けて「そもそも、左とかリベラルとかって言われる方々の中に『こういうふうにすることが正しい』とかいう雰囲気が一部の方にあると思う。それ自体がある種の全体主義的な雰囲気を作っちゃってることも事実」と指摘。「『万博に反対しておけばカッコいいでしょう、政治的に正しいでしょう』っていうのはあまりにも時代遅れな感じがします」と述べた。
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