“ゴミ清掃員”マシンガンズ滝沢、膨らんだモバイルバッテリーを安全に回収するには?「命を落とす人が出る前に」

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2025年04月16日 11:32  ORICON NEWS

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“ゴミ清掃員”としても働く、マシンガンズの滝沢秀一 (C)ORICON NewS inc.
 お笑いコンビ・マシンガンズで、“ゴミ清掃員”としても働く滝沢秀一が15日、自身のXを更新し、リチウムイオン電池を使用したモバイルバッテリーを安全に回収するための仕組みづくりについての私見を述べた。

【動画】これは怖い…モバイルバッテリー発火映像

 滝沢は「膨らんだモバイルバッテリーを回収できるシステムをつくらなければならないと思ったことを時系列に書いています。皆さんにとっても必要なことだと思いますので、是非読んでください!」と呼びかけ、箇条書きで「ごみ清掃員として働いていると電子タバコやモバイルバッテリー、携帯扇風機がよく可燃ごみに混じっているので、身の危険を感じる」「他の清掃員もリチウムイオン電池に怯えながら、回収をしている」などとゴミ清掃員としての意見を投稿した。

 「リチウムイオン電池は清掃車火災だけではなく、自治体の廃棄物処理施設も燃えることがあり、年間約100億円の損失だと言われている。それらを補填するのは税金になる」とする一方、リチウムイオン電池の回収方法が自治体によって異なる点を指摘。「自治体により回収方法が異なり、場所によっては全く受け付けていない所がある。物によってはメーカーや量販店も受け付けない→困って可燃ごみの中に入れる」「悪気はないが、バッテリーの外側はプラスチックなので、プラ資源に間違えて入れてしまう人がいる。プラは元々石油なので、発火したら、大火事になる」と訴えた。

 「特に一番多い相談」は劣化や衝撃で膨らんだモバイルバッテリーだそうで「これらは基本、量販店、回収協会、自治体でも回収できないと明記しているので、どこに捨てていいかわからない。火事になるかもしれないという不安を抱えながら生活をすることになる」とし、「現在では大きめ缶の容れ物の中、もしくは使い古したフライパンの上に置いておいて、外に出しておくように注意喚起をしているが、燃えても火災になる確率が下がるだけで、危険なことには変わりないので、根本的な解決になっていない。困った人が、良くないこととはわかった上で、可燃ごみにわからないように入れる」ことにより「清掃車、処理場の火災に繋がっている」とした。

 「中期的プランで考えれば、日本製、JBRCに加入している企業の製品は量販店などの拠点回収に持っていくのが、基本になるが、各自治体も回収できる体制を整えることが優先事項になる」としつつ、一方で「最も最優先で対処しなければならないリチウムイオン電池の問題は膨らんだモバイルバッテリーやどこも回収してくれない海外製のリチウムイオン電池だ。←僕がどうにかしようとしているのはココ」と説明した。

 さらに「拠点回収で燃えてしまうと施設が火災の危険に晒される」「燃える可能性がある前提なので、清掃事務所、区役所、学校、図書館なども万が一の時に過度な負担をかける」など、リチウムイオン電池を安全に回収するための方法・場所についての問題点を挙げ、「膨らんだモバイルバッテリーを回収するだけでも、これだけ色々なところに障害があり、これにかかわる全ての人が力を合わせないと回収できないということがわかる」としつつ、「そんな中、一般の人でリチウムイオン電池って燃えるんですか?そもそもリチウムイオン電池ってなんですか?モバイルバッテリー?へぇーという三十代の人に会って衝撃を受ける。まだまだ周知活動をしなければならないなと覚悟を決める」と記した。

 最後に「もっと回収ができるようになったらいいのにというみんなの声が、高まる機運に繋がると、企業も自治体も法律を作る国も無視できなくなるので、リチウムイオン電池でのお困りごとをコメントしてくれると嬉しいです。多ければ、多いほど生活者の声だということを伝えることができます!」と呼びかけた。


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