
■MLB レンジャース 4ー0 エンゼルス(日本時間16日、グローブライフ・フィールド)
エンゼルスの菊池雄星(33)が敵地でのレンジャーズ戦に今季4度目の先発。6回(79球)を投げて3安打1失点(6奪三振、2四球)の粘投も、打線の援護がなく今季3敗目を喫し、移籍後初勝利はまたもお預けとなった。
ア・リーグ西地区首位のエ軍は、同2位レンジャーズとの3連戦初戦で今季初の完封負け。順位が入れ替わって2位に。
現地4月15日は黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンがデビューした歴史的な日。その栄誉を称えて、全球団の永久欠番となっている背番号“42”を選手全員が付けてプレーした。
菊池はメジャー7年目でこのメモリアルデー4度目の登板となり、過去は3試合で1勝1敗。またエ軍に移籍後、まだ勝ち星はなく、前回のレイズ戦は6回4失点(敗戦投手)だった。
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中5日で迎えたこの日の立ち上がりは、先頭のM.セミエンを中直、3番のJ.ヤングをフォーシームで見逃し三振に仕留めるなど、3者凡退。2回は1死で初球のカーブをレフトへ運ばれツーベースヒットを許したが、後続を空振り三振、左直で切り抜けた。
3回は3人で退け、リズム良く投球を続ける菊池は、4回は先頭のC.シーガーにこの日最初の四球を与えたが、クリーンナップを空振り三振、二飛、見逃し三振。5回も四球でランナーを出すが、次打者を空振り三振、その後、走塁時の守備妨害で2アウト。続くE.デュランを右飛で抑えた。
菊池を援護したい打線は相手先発T.マーリーを相手に、5回まで三振7となかなか攻略できず。6回は1死一塁でM.トラウト、J.ソレーアが空振り三振で沈黙が続いた。
直後の菊池は先頭打者にセーフティーバントを許すと、盗塁時の捕手の送球が乱れ、無死三塁のピンチに。ここでセミエンにレフトへの犠牲フライを浴びて先制を許した。
菊池は開幕から4戦連続で6回を投げたが、この日も白星はつかめず。試合は7回、代わった2番手R.デトマーズ(25)がK.ヒガシオカにタイムリーを浴びるなど、終盤救援陣が失点。0−4とリードを許し、菊池は3敗目を喫した。
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