NHK稲葉延雄会長「大変重いことだなと思いました」フジテレビの問題に言及

NHK稲葉延雄会長が中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビの一連の問題について言及した。16日、都内の同局で行われた定例会見に出席。第三者委員会の調査の結果、今回の問題が「業界全体に横たわっているものではないか」と指摘されたことなどについて「大変重いことだなと思いました。かねてNHKは人権侵害には毅然（きぜん）とした対応で臨んできました。全体として健全化をはかれるようにできることは積極的にやっていきたい」とした。

また、総務省がフジテレビに行政指導を行った件についても、同省からNHKにも再発防止などの要請があったと明かし「ハラスメントなどの通報窓口を整備しておりますし、その内容やプライバシーがしっかり守られることを含めて積極的に対話をして実効性を確保していく」と話した。