17日朝にかけて道北・道東方面の峠付近では積雪に 交通障害に注意を

0

2025年04月16日 15:25  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

写真

発達した低気圧がゆっくりとした速度で通過している北海道では、明日(17日)朝にかけて道北や道東方面を中心に広く雨が降るでしょう。標高の高い峠付近では雪が降り、積雪状態となる所もありそうです。峠越えをされる方は路面状況の変化や降雪による交通障害に注意して下さい。

標高の高い峠付近では積雪に 明日(17日)午後は天気はしだいに回復へ

画像A

今日(16日)の道内は、上空に寒気を伴った発達した低気圧がゆっくりと北海道付近を通過している影響で広く雨が降っています。道内のアメダス地点で今日になってから今日正午までの12時間に降った雨の量は、留萌地方の増毛で28.5mm、上川地方の和寒で28.0mmなどを観測し、また道北や網走地方の所々で1〜3cmの降雪も見られました。低気圧は今後もゆっくりとした速度で北東に進み、今夜には択捉島付近に達するでしょう。札幌周辺や函館方面など道央や道南方面では雨のやむ所がしだいに増えてきますが、道北や道東方面では今日午後も断続的に雨となるでしょう。なお明日(17日)午前にかけては上空約800m付近で0℃以下の冷たい空気が道北からオホーツク海側に入る予想となっています。標高の高い峠付近では雪の降り方が強まり、しっかりとした積雪となる所もあるでしょう。峠越えをされる方は路面状況の変化や交通障害などに注意して下さい。

この先一週間も雨の降る日が多い

画像B

道北やオホーツク海側の雨や雪は明日(17日)昼ごろまでにやみ、明日午後は広く晴れる見込みです。ただし天気は早くも下り坂で、18日(金)には低気圧が近づく影響で函館周辺など道南方面から雨が降り出す見込みです。その後も20日(日)にかけては低気圧や気圧の谷、上空の寒気などの影響で広く雨が降るでしょう。

なお道内の山間部では積雪がまだ多く残っている地域があります。これらの雪が降り続く雨により解けて川へ流れ込み、川の水位が高くなる恐れがあります。河川の増水や洪水にも十分注意してください。

    前日のランキングへ

    ニュース設定