「こんな苦労が」 ANAの“機内食”を10年ぶりにリニューアル→開発現場に密着したら…… 上空と地上での“驚きのこだわり”に「簡単じゃなかった……」

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2025年04月16日 16:13  ねとらぼ

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ねとらぼ

ANAキャビンアテンダント(画像はANA公式Instagramより引用)

 ANAでは2025年3月より、国際線ファースト・ビジネスクラスの機内食で提供されるラーメンを10年ぶりにリニューアル。「ANA」の公式YouTubeチャンネルに投稿された“機内食のラーメン”の開発風景が注目を呼んでいます。1杯のラーメンにこんなこだわりが込められていたとは……!


【画像】リニューアルしたラーメン


●機内でもおいしい2種類のラーメンを開発


 動画では東京・代官山のテストキッチンで開発を行っている商品企画部のもとを訪問しています。


 新メニューは、いずれも動物由来の原料を使用していない「とんこつ風ラーメン」と「ねぎみそラーメン」。従来はとんこつ風ラーメンのみの提供でしたが、行きと帰りでそれぞれ別の味を楽しめるよう2種類のラーメンを開発することにしたのだそうです。


 開発は機内の環境やオペレーションを考慮し綿密に行われています。この日の作業は、ねぎみそラーメンに載せる具材の量やスープの濃さなどの最終調整。数グラム単位でみその量を調整しつつ試食を重ねた結果、上空と地上では味の感じ方が変わることも考えて濃いめのインパクトある味付けに決定しました。


 こうして完成したねぎみそラーメンは、ねぎとショウガがガツンと効いた濃厚な味わい。開発に1年以上を要した力作で、北海道の玉ねぎを使うことで動物性の原料なしでコクや甘みを出す工夫がされているそうです。


●実際の飛行機に乗ってオペレーションと味をチェック!


 地上での開発が完了したら、いよいよ実際の機内にラーメンを持ち込んでみることに。サンフランシスコ発羽田便の飛行機に搭乗し、機内の調理スペースでのオペレーションや最終的な味を確認していきます。


 機内で調理を行ってみると、具材やスープの小袋の切れ込みが浅く開けづらいというオペレーション上の課題を発見。しかし、味は地上で食べたときと同様においしく仕上がりました。


 とんこつ風ラーメンは麺にコシがあり、植物性の原料だけで作られているとは思えないほどのコクがあるとのこと。それでいてあっさりしていてもたれることはなく、本場のとんこつラーメンを思わせる味だそうです。


 ねぎみそラーメンは、地上で食べたときと比べてよりみそのコクを感じられる味わいに。麺はぷりぷりと噛み応えのある太麺で、とんこつ風ラーメンとはまた違った美味しさを楽しめそうです。


●実食した人からは「これほどの味が出せるのかと感心しました」の声も


 ANAのラーメンへのこだわりに、コメント欄には「おいしそう!!」「細部までこだわって作られたラーメン、一度食べてみたい」「ANAのビジネスに乗った時の1番の楽しみはご飯です!」「実機で最終チェックするなんて知りませんでした。すごい」」「簡単じゃなかった……」などの声や、「機内でこれほどの味が出せるのかと感心しましたが、こんなご苦労があったのですね」と、実際にこのラーメンを食べたとみられる人からのコメントも寄せられていました。



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