得体の知れないスキンヘッド男の躍進が止まらない。『水曜日のダウンタウン』(TBS系 以下、水ダウ)やCMでたびたび見かける男、ひょうろく(37)。
「『水ダウ』のドッキリ企画が毎度トレンド入りするほど話題に。’24年にはCMにも引っ張りだことなったひょうろくさんが、現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に出演することが発表されました。演じるのは、えなりかずきさんが務める松前道廣の弟、松前藩の江戸家老・松前廣年役だそうです」(スポーツ紙記者)
よくメディアで「芸人」と表現されるひょうろくだが、実は「芸人ではない」という。
「もともと浅井企画に所属し、お笑いコンビ・ジュウジマルで活動していたため、現在もひょうろくさんを“芸人”として紹介するメディアも多いですが、本人も周囲の関係者も“芸人売り”していません。いわゆるネタで笑いを取る“芸人的仕事”ではなく、あくまで“ひょうろく”というキャラクターが活きる仕事をする。その1つが役者です。スタジオでのトーク番組もお笑い芸人らしい仕事なので意識的に避けていますね」(芸能関係者)
しかしながら、前出のように『水ダウ』など、お笑い芸人がメインで出演する番組での活躍も目立つ。
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「“ドッキリ”は確かにお笑いですが、状況や設定に放り込み、ひょうろくさんの反応を楽しむもの。彼のキャラクターあっての“素”の反応が面白く出る。いわゆる“お笑い芸人”とはまた違う路線を目指しているようです」(前出・芸能関係者)
突如メディアに現れ、短期間で引っ張りだことなったひょうろく。彼とある大物俳優の存在は大きく重なる部分がある、と話すのは芸能ジャーナリスト。
「ひょうろくさんの活躍を見ると、“ネクスト大泉洋”もありえない話ではないのかなと。大泉さんは今や映画・ドラマで主演を張るほどの人気俳優となりましたが、もともとは北海道ローカルで活動していたタレント。確実に局地的な人気でした」(芸能ジャーナリスト、以下同)
ローカルでの活躍が認められ、1990年代後半から全国放送にもたびたび出演するようになった大泉。
「『パパパパパフィー』(テレビ朝日系)であったり『うたばん』(TBS系)であったり。その頃には知名度はかなり上がっていましたが、全国放送ではパフィーや石橋貴明さんにイジられることで笑いになっており、存在は完全にイロモノでした」
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ほぼ無名だったひょうろくが知られるようになったのは、彼が公私ともに仲が良いというお笑いコンビ・さらば青春の光のYouTubeチャンネルに出演したことがきっかけ(’20年4月18日投稿回)。
「その後、ひょうろくさんは度々さらばさんのYouTubeに登場するようになります。おっとりとしつつ独特なしゃべり方、雰囲気、その“何者なのかわからない”存在感で、どんどんさらばさんに気に入られていきました。とはいえ彼を知るのは“さらば界隈”のファンぐらいでした」
そんななかYouTubeでの活躍を目にした『水ダウ』がひょうろくを起用しブレイク。
「大泉さんが『水曜どうでしょう』で見せる“ボヤキ”、ひょうろくさんがドッキリ企画で見せる“天然ぶり”。方向性は違うかもしれませんが、2人の共通点は、どちらも“素”で笑いを取っていることです。
大河を皮切りにドラマ出演を重ねていけば、大泉さんのようなキャラ立ちした俳優になるかも」
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『水曜どうでしょう』に『水曜日のダウンタウン』。奇しくも大泉とひょうろくの出世番組は“水曜”つながりだ──。
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