社員旅行でセクハラ地獄「後ろから抱きつかれ、胸の谷間を覗かれ…」 ある女性が新卒時に経験したこと

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2025年04月17日 06:20  キャリコネニュース

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社員のスキル向上のために、定期的な全社研修を実施している企業は多い。しかし、新入社員の心が折れるほどの内容では本末転倒だ。投稿を寄せた30代の女性(Web・インターネット・ゲーム/年収650万円)は、かつて勤めていた会社での苦い記憶をこう明かす。

「社員研修とは名ばかりの、新卒を肴に酒を飲む社員旅行がありました」

会場は地元の温泉宿で、「研修では必ず、新卒がグループで何か発表しなければならないという企画」があったという。だが実態は、「新卒を困らせ萎縮させては笑い合う」というタチの悪さだった。(文:篠原みつき)

「ホステスじゃないんだから……とうんざりしました」

当時、新卒社員は仕事の合間を縫って集まり、当日のプレゼン内容をみんなで「一生懸命考えた」という。しかし

「(当日)みんなでプレゼンするわけですが、欠かさず先輩社員が質問や指摘を浴びせるというのが恒例行事だったようです。みんなニヤニヤとしながら重箱の隅をつつくような意地悪なコメントをし合い、新卒社員を困らせ萎縮させては笑い合っていました」

新人に対して、先輩社員たちの態度は温かいものではなかったようだ。

夜はもちろん宴会だった。女性はこの時間も「本当に苦痛」だったと振り返る。

「全員が旅館の浴衣姿になり、広い会場で飲食を共にし、酔っ払ってはしゃぐ先輩社員を横目に苦笑いをする、本当に苦痛な時間が流れました」
「新人だったのでひたすら席を回って色々な人にビールを注いでやり過ごしましたが、いわゆるIT派遣の会社だったので社員は9割以上男性。 中には胸の谷間を覗くように首を伸ばすオジサンもいて、正直ホステスじゃないんだから……とうんざりしました」

せっかくの宴会料理も、「地元名産の料理と説明されましたが、料理の味は全く覚えていません」というほどだった。精神的に余裕のない状況だったことがうかがえる。

「あの時部屋に連れ込まれていたらと思うとゾッとします」

さらに、宴会が終わって会場を後にする際には、信じられない出来事が起きた。

「最後に会場を後にする時、接点のないはずの男性社員から急に手をつながれたり、後ろから抱きつかれたりして恐怖を感じました」

幸い、他の社員が気づいて助けてくれたというが、一歩間違えばどうなっていたかわからない状況だった。

「その時は他の社員が気づいて、『ちょっとAさん!もう酔っ払っているでしょう』と剥がしてくれたので良かったですが……。自分は新米で誰の目も届かない環境、浴衣の男性に囲まれて愛想笑いをしなければならないのは苦痛でしたね。 あの時部屋に連れ込まれていたらと思うとゾッとします」

この会社では「セクハラだけでなくパワハラも日常的」だったという。女性は「あまりのモラルのなさに嫌気が差し」退職した。現在は「人材派遣ではなく自社開発×フルリモートの会社で、男女差別もセクハラも無関係にのびのび働いてます」と、健全な環境で活躍しているようだ。

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