「韓国の活気に満ちたエネルギー」を象徴。2026年WECハイパーカー参入のジェネシス、カラーリング公開

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2025年04月17日 08:40  AUTOSPORT web

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ジェネシスが公開した新型LMDh『GMR-001』のカラーリング
 ジェネシス・マグマ・レーシングは4月16日、2026年にWEC世界耐久選手権パイパーカークラスへのデビューが予定されている新型LMDh車両『GMR-001』に施すカラーリングを公開した。


■初の走行テストは今夏に予定

 ヒョンデ傘下のこの高級車ブランドは、ニューヨーク国際オートショーに先立ち、オレカをベースシャシーとする新型コンペティションマシンのフルスケールモデルに、オレンジと赤のツートンカラーを施したデザインを公開した。

 ジェネシスによると、このカラーリングは「韓国の活気に満ちたエネルギー」を象徴するもので、韓国語で「マグマ」を意味するハングル文字からインスピレーションを得た要素も取り入れられており、「韓国のアイデンティティを体現する躍動感あふれるエンブレム」となっている。

 ジェネシスのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、リュック・ドンカーヴォルケは、「GMR-001ハイパーカーは、他のレーシングカーと同様に、効率性と性能という制約の中で設計された彫刻のような存在であり、ふたつのラインを持つブランド、ジェネシスのデザインDNAが融合している」と述べている。

「このカラーリングは、マグマオレンジからダークレッドへのグラデーションがパワートレインの高温感を強調し、ブランド特有の緊張感とバランスを巧みに表現している」

「そして、ハングルで書かれたマグマの文字の明暗グラデーションは、光学的なドップラー効果を生み出し、V8ツインターボエンジンが作動する時の壮麗なサウンドを表現している」

 ジェネシスは昨年12月、ドバイでの発表イベントでGMR-001の設計を初めて公開し、WEC参入に続いて2027年シーズンからはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権へも参戦することを発表した。

 現時点でこのプロジェクトへの参戦が確定しているドライバーはアンドレ・ロッテラーとピポ・デラーニの2名だけだ。最初のトラックテストは、今年8月下旬に予定されている。

 ウェザーテック選手権における、ジェネシスのパートナーチームは未定となっている。

 ジェネシスが開発パートナーに指名したLMP2のIDECスポールは、今月バルセロナで開催されたヨーロピアン・ル・マン・シリーズの開幕戦でダニエル・ジュンカデラ、ジェイミー・チャドウィック、マティス・ジョベールの3名が総合2位(オールプロのLMP2のエントリーでは首位)を獲得している。

[オートスポーツweb 2025年04月17日]

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