「自分の感情を解放できた」永野芽郁“明子”の喜怒哀楽カット『かくかくしかじか』

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2025年04月17日 12:01  cinemacafe.net

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『かくかくしかじか』©東村アキコ/集英社 ©2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会
映画『かくかくしかじか』より、永野芽郁演じる主人公・明子の“喜怒哀楽”を捉えた新カットが公開された。

本作は、漫画家・東村アキコが泣きながら描いた自身の実話の映像化。永野が漫画家を夢見る高校生・明子、大泉洋がスパルタ絵画教師・日高先生を演じ、おかしくも切ないかけがえのない9年の物語を描く。

今回公開された写真には、美大の実技試験を終え、自信満々に笑顔を見せたり、とにかく遊びまくるお気楽学生ライフ、念願の美大に進学するも、思うように絵が描けず苦しんだり、ハードな社会人生活に耐えきれず倒れ込む姿、涙を流す様子も。

永野は、本作の中でも印象的なシーンの一つとして、絵が描けずにスランプになった明子が自暴自棄になり、自宅で暴れ回るシーンでの撮影を挙げ、「誰しも向き合いたくない瞬間はあると思います。それが明子にとっては絵だと思うので、それでも(日高先生から)“描け!”と言われて。どうしようもなくただ泣けてくるという、あのシーンはすごく理解できました」と自身の経験や記憶をめぐらせながら回顧。

続けて、「向き合うのはとても大変だろうなと思ったら、気づいたら涙が止まらなくて。明子は喜怒哀楽がしっかりある人ですが、その喜怒哀楽にもそれぞれ理由があって、共感しながらお芝居できたと思います。そのぶん私自身も自分の感情を解放できた気がしますし、本当に一人の人生を生きた気がします」と自信を見せた。

プロデューサーは、「原作の持つコミカルな部分と先生との切ないお別れなど、世代も超え感情の表現する幅も広く、非常に難しいお芝居が必要になる作品でした」「この高度なお芝居を誰がやるのかと考えた時に、永野芽郁さんしか考えつきませんでした。ビジュアルも直感ですが、絶対に似合うなとも確信しておりました」と明かす。

そして、「時たま先生に質問することなどはありましたが、明子を演じるにあたって自分の中ではっきりとしたイメージをお持ちでした。迷いなく、集中して挑まれている印象があります。ご自身もおっしゃっていましたが、ミスが本当に少なく、テスト、本番と、映画の明子を体現されたお芝居で、監督もモニター前で唸ることがあるくらい圧倒しておりました」と称賛した。

『かくかくしかじか』は5月16日(金)より全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)

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