永野芽郁、涙を流す切ない表情から床に倒れ込む“限界OL姿”まで 『かくかくしかじか』新カット一挙公開

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2025年04月17日 14:10  クランクイン!

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映画『かくかくしかじか』場面写真 (C)東村アキコ/集英社 (C)2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会
 永野芽郁が主演を務め、大泉洋が共演する映画『かくかくしかじか』より、明子(永野)の喜怒哀楽が爆発する新カットが一挙公開された。

【写真】 永野芽郁史上、最も“感情が忙しい役”!? 『かくかくしかじか』場面写真

 本作は、漫画家・東村アキコが自身の実話を描いた同名漫画を、東村自身の脚本により関和亮監督が映画化。東村の生まれ故郷の宮崎をはじめ、石川、東京の3つの街を舞台に、人生を変えた恩師とのかけがえのない日々を描く。

 主演には、『はたらく細胞』で2024年冬休み映画No.1のメガヒットを記録した、人気・実力共にトップの若手俳優・永野芽郁。共演には『ディア・ファミリー』『室町無頼』の名演も記憶に新しい国民的俳優・大泉洋。

 今回公開されたのは、涙から笑顔まで、明子の感情の起伏の振れ幅が垣間見える、計5点の新カット。美大の実技試験を終え自信満々な笑顔を浮かべる姿や、絵画ほったらかしでとにかく遊びまくる明子のお気楽学生ライフが収められたカットからは、憎めないチャーミングな魅力が光る一方で、念願の美大に進学するも思うように絵が描けず苦しむ様子や、ハードな社会人生活に耐えきれず倒れ込む姿、さらには涙を流す切ない表情など、対照的な印象を放つ姿も収められている。

 そんな永野の振り幅の広い演技も堪能できる本作は、『ママはテンパリスト』『海月姫』『東京タラレバ娘』など数々の大ヒット作を生み出してきた、漫画家・東村アキコによる同名漫画が原作。漫画家を目指す明子とスパルタ絵画教師・日高先生(大泉)とのかけがえのない9年の物語は、東村が泣きながら描いたという自身の実話だ。高校生の明子が日高先生と出会い人気漫画家になっていくまで、そして観る者の心を打つ恩師との感動的な出会いと別れが描かれていく。

 プロデューサーの加藤達也は、「本作は、高校生から大人になるまで、ある種、東村アキコさんの一代記的な側面もあるお話です。原作の持つコミカルな部分と先生との切ないお別れなど、世代も超え感情の表現する幅も広く、非常に難しいお芝居が必要になる作品でした」と解説。

 明子役を永野へオファーした理由については、「この高度なお芝居を誰がやるのかと考えた時に、永野芽郁さんしか考えつきませんでした。ビジュアルも直感ですが、絶対に似合うなとも確信しておりました」と明かしている。

 公開された写真からも伝わるように、時には感情をむき出しにするような振り幅の広い演技も求められていた永野。本作の中でも印象的なシーンの一つとして、絵が描けずにスランプになった明子が自暴自棄になり、自宅で暴れ回るシーンでの撮影を挙げている。

 永野は「誰しも向き合いたくない瞬間はあると思います。それが明子にとっては絵だと思うので、それでも(日高先生から)“描け!”と言われて。どうしようもなくただ泣けてくるという、あのシーンはすごく理解できました」と自身の経験や記憶をめぐらせながら回顧。

 また「向き合うのはとても大変だろうなと思ったら、気づいたら涙が止まらなくて。明子は喜怒哀楽がしっかりある人ですが、その喜怒哀楽にもそれぞれ理由があって、共感しながらお芝居できたと思います。そのぶん私自身も自分の感情を解放できた気がしますし、本当に一人の人生を生きた気がします」と自信を見せている。

 そんな永野の姿を側で見守っていた加藤プロデューサーも、「時たま先生に質問することなどはありましたが、明子を演じるにあたって自分の中ではっきりとしたイメージをお持ちでした。迷いなく、集中して挑まれている印象があります。ご自身もおっしゃっていましたが、ミスが本当に少なく、テスト、本番と、映画の明子を体現されたお芝居で、監督もモニター前で唸ることがあるくらい圧倒しておりました」と手放しで称賛している。

 映画『かくかくしかじか』は、5月16日より全国公開。
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