
【写真】 永野芽郁史上、最も“感情が忙しい役”!? 『かくかくしかじか』場面写真
本作は、漫画家・東村アキコが自身の実話を描いた同名漫画を、東村自身の脚本により関和亮監督が映画化。東村の生まれ故郷の宮崎をはじめ、石川、東京の3つの街を舞台に、人生を変えた恩師とのかけがえのない日々を描く。
主演には、『はたらく細胞』で2024年冬休み映画No.1のメガヒットを記録した、人気・実力共にトップの若手俳優・永野芽郁。共演には『ディア・ファミリー』『室町無頼』の名演も記憶に新しい国民的俳優・大泉洋。
今回公開されたのは、涙から笑顔まで、明子の感情の起伏の振れ幅が垣間見える、計5点の新カット。美大の実技試験を終え自信満々な笑顔を浮かべる姿や、絵画ほったらかしでとにかく遊びまくる明子のお気楽学生ライフが収められたカットからは、憎めないチャーミングな魅力が光る一方で、念願の美大に進学するも思うように絵が描けず苦しむ様子や、ハードな社会人生活に耐えきれず倒れ込む姿、さらには涙を流す切ない表情など、対照的な印象を放つ姿も収められている。
そんな永野の振り幅の広い演技も堪能できる本作は、『ママはテンパリスト』『海月姫』『東京タラレバ娘』など数々の大ヒット作を生み出してきた、漫画家・東村アキコによる同名漫画が原作。漫画家を目指す明子とスパルタ絵画教師・日高先生(大泉)とのかけがえのない9年の物語は、東村が泣きながら描いたという自身の実話だ。高校生の明子が日高先生と出会い人気漫画家になっていくまで、そして観る者の心を打つ恩師との感動的な出会いと別れが描かれていく。
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明子役を永野へオファーした理由については、「この高度なお芝居を誰がやるのかと考えた時に、永野芽郁さんしか考えつきませんでした。ビジュアルも直感ですが、絶対に似合うなとも確信しておりました」と明かしている。
公開された写真からも伝わるように、時には感情をむき出しにするような振り幅の広い演技も求められていた永野。本作の中でも印象的なシーンの一つとして、絵が描けずにスランプになった明子が自暴自棄になり、自宅で暴れ回るシーンでの撮影を挙げている。
永野は「誰しも向き合いたくない瞬間はあると思います。それが明子にとっては絵だと思うので、それでも(日高先生から)“描け!”と言われて。どうしようもなくただ泣けてくるという、あのシーンはすごく理解できました」と自身の経験や記憶をめぐらせながら回顧。
また「向き合うのはとても大変だろうなと思ったら、気づいたら涙が止まらなくて。明子は喜怒哀楽がしっかりある人ですが、その喜怒哀楽にもそれぞれ理由があって、共感しながらお芝居できたと思います。そのぶん私自身も自分の感情を解放できた気がしますし、本当に一人の人生を生きた気がします」と自信を見せている。
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映画『かくかくしかじか』は、5月16日より全国公開。