
今回は、私の身近にいる、お金持ちでなくても、幸せな生き方をしている人を紹介します。
家族が健康であれば、幸せと気づいたSさん
40代既婚女性であるSさんは、夫と高校2年生の長女、中学2年生の長男の4人家族です。Sさんは、長男を出産後にがんが疑われ、複数の病院を受診したものの、結果が分かるまで2カ月の時間を費やすことになってしまったそう。結果的に、がんではないことが分かったものの、その間の心中は穏やかではなかったようです。
「下の子が生まれたばかりで、どうしたらよいのか途方に暮れていました」とSさんはいいます。
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Sさんは、家族が健康で仲が良ければ、お金に余裕はなくても、幸せだと気がついたのです。まずは、「今健康で生きていることに感謝することが大事」、ということではないでしょうか。
好きなことをして暮らすのが幸せと気がついた、独身女性のTさん
40代独身女性のTさんは、都内の賃貸マンションで一人暮らし。中小企業に勤務しているため、生活はできるものの、思うように貯蓄はできていないそう。結婚を考えて婚活をしたこともあったようですが、うまくいかずに独身生活を続けています。「どうしてみんなは結婚しているのに、自分はどうしてできないんだろう?と思いました」とのこと。
一時期は投げやりな気持ちになったようですが、小さな頃にレッスンしていたピアノにもう一度チャレンジしてから、気持ちが吹っ切れたとのこと。「好きなことをすることで癒やされるんです」と、Tさんは顔を輝かせながらピアノのレッスンについて話してくれました。
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また、レッスンで先生と会話することも、大きな刺激になっているそうです。ピアノのレッスンに、思わぬメリットまでついてきたようですね。
Tさんは、生きがいを見つけたことによって幸せに暮らしています。
ちなみに、生きがいを見つけるには、幼い頃にやっていたお稽古事を再開するほか、新たにお稽古事にチャレンジすることもおすすめです。グループレッスンなら新たな出会いがありますし、今までできなかったことができるようになることは、それだけで視野が広がっていきます。
お金だけではない、あなたの幸せを探してみましょう
お金以外にも、健康、楽しみ・生きがいなどがあると、生活は充実してきます。
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幸せの基準は人によって違います。自分が幸せであると感じられることを見つけて、実践することが、幸せに生きるためのコツになるのかもしれませんね。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))