管理職の55%が「部下からの意見を前向きに受け止める」 役職や経験年数で違いは?

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2025年04月18日 07:21  ITmedia ビジネスオンライン

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部下からのフィードバック、管理職はどう受け止めている?

 部下からのフィードバックを管理職はどう受け止めているのか。クラウドサービスを展開するシーベース(東京都新宿区)が調査し、部下からのフィードバックや意見を「前向きに受け止められる」は55%に上り、「前向きに受け止められない」は7%にとどまっていることが分かった。


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 役職別にみると、前向きに受け止める割合が最も高いのは「事業部長」(100%)だった。部下からのフィードバックを事業運営の重要な意見ととらえていることがうかがえる。以降「部長」(62%)、「経営者・役員」(55%)が続いた。「あまり/全く前向きに受け止められない」と回答した割合が最も高いのは「係長・主任」(9%)だった。


 マネジメント経験年数別では「1年〜3年未満」(73%)、「3年以上5年未満」(66%)、「10年以上」(64%)が上位を占めた。


 ネガティブな回答の割合が最も多かったのも「1年未満」(14%)だった。着任後すぐの状態での部下からのフィードバックには、どのような解釈をしてよいのか、まだ前向きにとらえきれていない傾向が見てとれた。


 周囲からのフィードバックをきっかけに認識や行動を変えた経験はあるか聞いてみると、「ある」(51%)が半数を超えた。自身の変化につなげているマネジメント層は、2人に1人以上いることが分かった。


●認識や行動を変えた経験


 認識や行動を変えた経験を役職別に見てみると、「経営者・役員」では「ある」が58%で最も多く、「事業部長、部長」(55%)が続いた。フィードバックによる行動変容や意識変容の柔軟性は役職が上がるごとに上昇した。


 一方で、事業部長は「変えたことはあまりない」が33%と多く、「前向きに受け止める」スタンスはありつつも、自身の行動変容まで影響している経験を得た割合が少なかった。


 マネジメント経験年数別では、行動変容している割合が多かったのは「3年以上5年未満」(67%)、「10年以上」(63%)、「1年以上3年未満」(61%)で、行動変容している割合が少なかったのは、「1年未満」(14%)だった。


 調査は、管理職を務める250人を対象にインターネットで実施した。時期は、2025年2月。



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