『顔を捨てた男』© 2023 FACES OFF RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.セバスチャン・スタン主演『A Different Man』(原題)が、邦題『顔を捨てた男』として7月11日(金)より公開決定。併せて、予告編、ビジュアル、場面写真が一挙解禁となった。
顔に極端な変形を持つ、俳優志望のエドワード(セバスチャン・スタン)。自分の気持ちを閉じ込めて生きる彼は、ある日、外見を劇的に変える過激な治療を受け、念願の新しい顔を手に入れる。
別人として順風満帆な人生を歩み出した矢先、目の前に現れたのは、かつての自分の「顔」にそっくりな男オズワルドだった。その出会いによって、彼の運命は想像もつかない方向へと逆転していく――。
これまで『ミッドサマー』『LAMB/ラム』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの独創的な作品で映画史を塗り替えてきたスタジオ「A24」が、気鋭アーロン・シンバーグ監督の才能に惚れ込み、初のタッグで誰も観たことのない衝撃の異色作を完成させた。
主演は、『サンダーボルツ*』『アベンジャーズ』シリーズ、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』のセバスチャン・スタン。
第97回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた特殊メイクを施し、容姿が変わっていく主人公エドワードの複雑な心情を熱演。見事、ベルリン国際映画祭、ゴールデングローブ賞で主演俳優賞(ミュージカル/コメディ部門)に輝いた。
共演には『わたしは最悪。』のレナーテ・レインスヴェ、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のアダム・ピアソンら実力派が集結した。
顔が変われば、なりたい自分になれるのか? 「ルッキズム(外見至上主義)」をブラックなユーモアを効かせながら痛烈に風刺した本作は、サンダンス国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに瞬く間に話題となり、「価値観を覆す傑作」(IndieWire)、「デヴィッド・リンチを彷彿とさせる」(Awards Radar)、「予測不能な展開」(Daily Telegraph)と海外メディアも絶賛。
全米では4館からスタートした上映が265館に拡大し、観る者を驚きと興奮の渦に巻き込んだ。ありのままの自分を置き去りにし、「理想の自分」を演じて生きる現代に突きつける、究極の不条理劇がついに日本に上陸する。
解禁となった予告編では、エドワードが劇作家志望の隣人イングリッド(レナーテ・レインスヴェ)に惹かれながらも、自分の容姿を気にして彼女への想いも、役者への夢にも一歩を踏み出せずにいる様子から幕をあける。
一転、過激な治療を受けて、別人に生まれ変わったエドワードの目の前に、過去の自分にそっくりな「顔」にも関わらず、正反対の明るい性格で周りの人を魅了するオズワルド(アダム・ピアソン)が現れ、歯車が狂っていく様子が映し出される。全編16mmフィルムで撮影された映像も相まって、独創的な世界観と予測不能な展開に期待が膨らむ予告となった。
また、併せて解禁されたビジュアルでは、顔が異なる“2人のエドワード”が並んで配されたインパクトのあるものとなっており、「理想と現実が反転する、世にも奇妙な不条理劇(スリラー)」というコピーが添えられた。
『顔を捨てた男』は7月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)