アイルトン・セナの初優勝から40年。伝説が生まれた地ポルトガルのサッカーチームが試合でトリビュート

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2025年04月18日 12:20  AUTOSPORT web

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1985年F1ドイツGP アイルトン・セナ(ロータス・ルノー)
 故アイルトン・セナがF1初優勝を挙げた1985年ポルトガルGPから40年の節目となるこの週末に、いくつかのトリビュートイベントが計画されている。そのなかのひとつとして、サッカーのポルトガル1部エストリル・プライアが、ブラジルカラーの特別ユニフォームを着用することを決めた。

 先週末のグッドウッド・フェスティバルでは、アイルトンの甥ブルーノ・セナが、1985年ポルトガルGPの優勝マシン、ロータス97Tでデモ走行を行った。エストリルで予定されていた同様のデモランは、エンジントラブルのために中止されたが、マシンは20日、21日にサーキットに展示される予定となっている。

 エストリルをホームとするサッカークラブ、エストリル・プライアは、今週末、ブラガとの試合をホームグラウンドで行う際、セナに敬意を払い、選手たちのユニフォームを変更することを決めた。今週末のデザインは、ブラックのベースに、セナがヘルメットに愛用していたブラジルカラー、グリーン/イエロー/ネイビーのストライプをあしらったものになる。

 故セナへの敬意を示す行為について、クラブのマーケティングディレクターであるアントニオ・ノブレ氏は次のように語った。

「このユニフォームを発表する目的は、ひとつには、カスカイス地域が我々に残してくれた最も美しい遺産のひとつを祝うことにある。感情的な観点から見て、この物語は何世代にもわたって影響を与え、今日でも大きな愛情を持って記憶されている。エストリル・プライアにとって、これはアイルトン・セナへの敬意である」

「他方では、これは、ここで始まった遺産を思い起こさせるものでもある。つまり、F1というモータースポーツの最高峰において、ドライバーが初めて勝利を収めた場所であり、その人物は人生の多くの部分をカスカイス市、そしてポルトガルで過ごすことを選んだのだ」

 エストリルでの勝利から数年後、セナはヨーロッパでの拠点をカスカイスに定め、自身が初優勝を果たしたサーキットの近くにある別荘を購入した。その別荘は、彼の親友でありブラジル人銀行家であるアントニオ・ブラガの家の隣にあった。

 エストリル・プライアのノブレ氏はまた次のようにも述べた。

「アイルトン・セナの勝利の旅が、あの忘れがたい雨の午後、エストリルで始まったことを、我々は非常に誇りに思っている。その思い出は、カスカイスの人々、そしてすべてのポルトガルのモータースポーツ愛好者によって、世代を超えて語り継がれてきたし、これからも語り継がれていくだろう」

「この機会を借りて、今回のイニシアチブを支援してくれたセナ・ブランズに感謝の意を表したい。セナはこの地域にとって欠かせないアイコンである。世界のスポーツ界で最も大きなカリスマ性と才能に恵まれた人物の人生にふさわしいトリビュートになるだろう」

https://twitter.com/estorilpraiasad/status/1912481229770805584

[オートスポーツweb 2025年04月18日]

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