鈴鹿の2戦で勝利を分け合った太田格之進、牧野任祐のDOCOMO TEAM DANDELION RACING勢は昨年のもてぎ戦でも2台で首位を争っており、開催時期が変わったもてぎでも彼らの強さが維持されるのか。また、開幕2ラウンドで安定したリザルトを残してランキングトップに立っている岩佐歩夢(TEAM MUGEN)がさらなるポイント上乗せを果たせるのかなど、見どころの多いイベントとなる。
また、今大会ではWEC世界耐久選手権第2戦イモラへ出場する小林可夢偉に代わり、野中誠太がKids com Team KCMGの7号車から参戦。そして開幕戦前日のクラッシュで療養が続いているオリバー・ラスムッセンの代役として、小林利徠斗がITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULの19号車からスーパーフォーミュラデビューを果たす。
一部ガレージ内でウエイティングする車両もあるなか、まずは野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分33秒194というターゲットタイムを記録。Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)がブレーキングでタイヤをロックさせる場面もあったが、そのまま走行を続けている。
開始10分過ぎまでには、すべての車両がコースへ。昨年王者の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)といった面々も上位のタイムを残すなか、開始15分過ぎには山下健太(KONDO RACING)が野尻の全体ベストを更新、さらに太田が最初に1分32秒台へと突入していった。