小栗旬「しっかり向き合った作品に」『フロントライン』知られざるエピソードが明かされる本予告

0

2025年04月18日 12:31  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

『フロントライン』© 2025「フロントライン」製作委員会
小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介らが共演、新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品『フロントライン』から、本予告と本ポスターが解禁となった。

物語の舞台は、日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。

この度解禁となった本予告映像は、“2020年2月3日、横浜港入港。”の文字と共に、映し出される大型クルーズ船の全体像から始まる。

その3日後の2月6日、未知のウイルスが蔓延する船内に、災害医療を専門とする医療ボランティア的組織であるDMAT(ディーマット)が乗り込む様子が描かれる。

船内外で迫られる決断や葛藤の日々。感染者数、治療法、搬送先、責任者など何もかもが前例のない状況で、新型コロナウイルスと、最前線で対峙したそれぞれのキャラクターたちの奮闘を描く映像となっている。

船外で指揮を執るDMATの結城英晴(小栗旬)が、「何を考えてるのかと尋ねられたら、人道的に正しいと思ったからです」と、周囲からの反発を受けながらも放つひと言や、「DMATには私たちが頼んで船内活動してもらってるんですよ」と、DMATを無下に扱う国からの連絡に厚労省の立松信貴(松坂桃李)が激昂する姿も。

さらに「これで何かあったらうちが殺したって言われる…」と、乗客たちの隔離施設として提供されることとなった病院の医師・宮田(滝藤賢一)の様子など、主要キャストの新たなシーンが映し出される。

また、一方の船内では、命をかけて活動する隊員が窮地に立たされる姿を捉えたシーンのほか、「信じて待ちましょう」と不安に押しつぶされそうな乗客を鼓舞するクルーズ船のクルー・羽鳥寛子(森七菜)の姿など、極限状態で奮闘する様子が描き出されている。

本予告の解禁にあたって、主演の小栗は「今回の映画を通じて知ったこともいっぱいある。全員が主役になっている作品。みんなに命があって生活があることを再認識したし、映画を観てくださる皆さんにも当てはまる、“これはもしかしたら自分だったかもしれない”という瞬間がいっぱいあるのではないかと思う。あの時、何が起こっていたのか、どういう風に立ち向かわなければならなかったのか、どれだけの不安の中で過ごされた方々がいるのか、それらにしっかり向き合った作品に出来たと思います」と語った。

さらに本ポスターも解禁となり、結城(小栗)、立松(松坂)、仙道(窪塚)、真田(池松)がそれぞれの視線の先にある<最前線>に立ち向かう印象的なカットに加え、メインキャラクターたちを取り巻く登場人物たちの姿が切り取られ、暗い横浜港に煌々と光る豪華客船が不穏に照らし出されているビジュアルとなっている。

【主演・小栗旬 コメント全文】
ーー緊急事態宣言から5年が経過した今、映画公開を迎える上で感じることはありますか?

気が付いたら当たり前の日常に戻ってきていて、自分の中でも風化していってしまっている。パンデミックが起きたあの日から今まで我々に普通の生活がおくれるように頑張ってくれていた皆さんのお陰で、今自分たちが当たり前と言えるような日常を取り戻していることに感謝しなければならないと思います。

――当時報道されていたニュースを聞いていた印象とこの映画の撮影を終えてからの印象で変化したことはありますか?

大分色々変わりました。知らなかったこともいっぱいありましたし、今回の映画を通じて知ったこともいっぱいあります。物事というのはある一つの方向からだけで見てはいけないということはまた強く思うようになりました。

――これから本作をご覧になる方に是非注目してほしいポイントは?

全員が主役になっている作品。みんなに命があって生活があることを再認識したし、映画を観てくださる皆さんにも当てはまる、“これはもしかしたら自分だったかもしれない”という瞬間がいっぱいあるのではないかと思う。あの時、何が起こっていたのか、どういう風に立ち向かわなければならなかったのか、どれだけの不安の中で過ごされた方々がいるのか、それらにしっかり向き合った作品に出来たと思います。

『フロントライン』は6月13日(金)より全国にて公開。




(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定