古市憲寿氏、赤沢経済再生相の「格下」発言に「なんでそんな、自分達を卑下するんだ」

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2025年04月18日 19:17  日刊スポーツ

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古市憲寿氏のインスタグラムから

社会学者の古市憲寿氏(40)が18日放送のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分=関西地区)に出演。日米の関税をめぐる協議で、赤沢亮正経済再生担当相が16日(日本時間17日)に米ワシントンでトランプ大統領と会談した際の発言について私見を述べた。


ジャーナリストの岩田明子氏(55)は、今回の交渉について「まずは無難な滑り出しだったとは思いますけれども、ただ同盟国であるにもかかわらず、夜中に突然、ツイートで『トランプ大統領も協議に出席する』という表明があって、日本政府がすごく慌てましたよね。こういうところを見ると、ちょっと対等ではないな、という風に思わざるを得ないですね」と語った。


今後の協議については「今月内にまた協議がありますので、かなり頻度を上げて協議が進んでいくと思いますし、あと閣僚だけでなくて、事務レベルでも協議を進めるというので…もうちょっと厚い層で行うということですので、割とハイピッチで進んでいくんではないのかなと思いますね」との見方を示した。


小籔千豊(51)は、「ちゃんとした交渉をする時、言うことをはっきり言ってくる人の方が僕は信用できるんですよ。はっきり議題をパーンと言わんと、ごまかしごまかし、『あの人ともつながりあるんで…いやぁ小籔さんと一緒の大阪出身なんですよ』って、ぼやかしながら言うてくる人って、結局、僕は信用できない」と言う。


トランプ大統領との交渉について、「こっちもガンガン言うたらええと思うんですよ。(トランプ氏は)『俺はガーンと言うてええけど、お前は言ってくるな』ということは、たぶん言ってこないような気がするんで、『日本としては、こう。それは無理』とか、ちゃんと仲良くしながらも、言う事はパーンと言うて欲しいな、と前から思ってたんで。今回を機にトランプさんに『うちはこうです。それはいけるけど、これは無理です』とか、ガンガン言うて欲しいなと思います」と訴えた。


これらを受け、古市氏は、赤沢氏の「格下も格下」との発言について言及。「赤沢大臣の『格下も格下』という言い方はないですよね。なんでそんな、自分達を卑下するんだって話ですよね。あくまでも日本とアメリカは対等な同盟国であるのに、そこの中でも交渉を、たまたまアメリカ側は大統領で、こっちは大臣でしたけど、本当は対等な国として交渉に臨んでいるわけなのに、自分のことを『格下』って言う感覚は本当に分からないんですよね」と述べた。


着席するトランプ大統領の隣で、赤沢氏が笑顔を浮かべて立っている写真についても「このトランプ大統領と赤沢大臣が並んだ写真も恥ずかしいなと思って…。別に観光に行ったわけじゃないんだから、こんな笑顔で、トランプさんが座ってて赤沢大臣は立っていますけど、こんな、日米の力、パワーバランスの差を見せつけられるような写真もないと思うので、アメリカにしてやられたんじゃないかな、という気がすごいします」と指摘していた。

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