
長年築き上げてきた友情が、思わぬ形で終わりを迎えることがある。50代の女性から、小学校以来の親友と絶縁したという寂しい体験談が寄せられた。きっかけは、病気の報告に対する友人からの返信だった。
「大腸に癌が見つかり手術することになり、久しぶりに近況報告も兼ねて友人にメールしたんです」
ところが、友人からの返事は驚くほど短いものだったという。(文:篠原みつき)
「冷たいな、と思ったのと同時に寂しかったです」
その友人は、多くの時を過ごしてきた、かけがえのない存在だったようだ。
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「小学校に入学した時から一緒で、高校は離れましたが休みには遊んだり時には旅行に行ったりする仲でした」
「子育て中は少し疎遠な時期もありましたが、暇を見つけてはランチに行ったり好きなアーティストのライブに行ったり」
お互い女の子を授かり、母親としての悩みも共有してきたという。ライフステージの変化を経ても、二人の関係は変わらなかった。
しかし、女性に孫が生まれた頃のこと。前述の通り大腸に癌が見つかり、手術することになった。それを、「久しぶりに近況報告も兼ねて」友人にメールをしたところ
「一言『お大事にしてください』とだけ返ってきました。結構な長文を送ったのですが……」
それ以上かける言葉が見つからなかったのかもしれないが、あまりにもそっけない一言だ。女性も衝撃を受けたようで
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「冷たいな、と思ったのと同時に寂しかったです」
こう心境を語り、「それからは連絡とっていません。あちらからも来ませんし」と絶縁状態になったことを明かした。先方から連絡が来ないということは、向こうも何か理由があってそっけないメールをしたのだろう。女性は寂しげに、こう書いている。
「何が原因かわからずじまいでしたが、38年のお付き合いは終わりました」
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