ホンダ、第5戦スペインGPでアレイシ・エスパルガロをワイルドカード参戦として起用

　ホンダ・レーシングは、4月25日から27日までヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催されるMotoGP第5戦スペインGPで、テストライダーを務めるアレイシ・エスパルガロをワイルドカード参戦させることを発表した。

　スペイン・カタルーニャ出身のアレイシ・エスパルガロは、昨年カタロニア・サーキットで行われた最終戦ソリダリティGP限りで引退を発表。2025年からはホンダ・レーシングのテストライダーとして開発を担っている。

　コンセッション（優遇措置）制度でDランクに位置付けられるホンダは、テストライダーに加え、レギュラーライダーもプライベートテストに招集することが可能で、テストするサーキットを自由に選択できる。そして、ワイルドカードを年間に6回、前半戦で最大3回の利用が可能となっており、今回のスペインGPで現役引退を発表していたアレイシ・エスパルガロを起用するサプライズを見せた。

　また、ホンダ・レーシングはアレイシ・エスパルガロと共にテストライダーを務める中上貴晶についてもワイルドカード参戦を計画しているとのこと。

　アレイシ・エスパルガロは、発表前には自身のSNSで「緊張している」と呟き、発表後には「レースの感覚が懐かしいね。ヘレスで会いましょう！」と投稿している。

[オートスポーツweb 2025年04月19日]