36歳女優の超ミニ&美脚に騒然!プロが“ちょっと違和感”を持った、グッチのアンバサダー写真の謎

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2025年04月19日 09:20  女子SPA!

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アンバサダーに就任した戸田恵梨香(グッチのリリースより)
少年のようなショートヘアに、超ミニ丈のスカート……これ誰?と思ったら、GUCCI(グッチ)のアンバサダーに就任した女優の戸田恵梨香(36)でした。2025年4月15日のニュースリリースで公開されたこの写真に、メディアは「大胆イメチェン」「太ももあらわに!」などと沸き立ちました。

戸田さんはさすがの美しさなのですが、「この写真にはちょっと違和感がある」と言うのは、スタイリストの大日方理子さんです。プロならではの意外な観点とは……?(以下、大日方さんの寄稿)

◆なぜリリース写真が足首までなんだろう?

戸田恵梨香さんGUCCIアンバサダー就任のニュースを見て、まずボーイッシュなショートヘアが新鮮に感じました。その次に感じたのは写真への違和感です。白い服の公式写真は、なぜ足首までなのだろう?モデル撮影に関わっている人なら同じように感じると思います。

撮影の際、靴が写らないカットは足切りと呼ばれ、膝のあたりで写真を切ることが多いのです。膝までのカットなら服の雰囲気も伝わり、本人の印象を強く打ち出すことができます。実際、同じルックを着た女優のデイジー・エドガー=ジョーンズさんは膝上までの写真だし、戸田さんのインスタグラムにも膝上でトリミングした写真が載っていました。

全身で撮ったけれど、靴だけ何らかの理由で見せられなかったのでしょうか?

考えられるのはサンプルの靴のサイズが合わなかった可能性です。ハイブランドでは39サイズ(25.5〜26cm)のサンプルが用意されていることが多く、足のサイズが24cmの戸田恵梨香さんには大きかったのかも。靴の大きさが目立たないカットを使おうと思って全身で撮影したけれど、靴が合っていないのがバレてしまうミュールだったので、あとから写真をトリミングしたのかもしれません。

でも、美脚ごと切ってしまうのはもったいない、と足首まで残したとか?

◆日本人が海外ブランドを着る時の「サイズ問題」

公式写真で戸田さんが着ているロング丈の黒ワンピースも、実はミモレ丈のようです。

欧米人に比べて体格が小さい日本人がハイブランドのアンバサダーを務める場合、サンプルサイズが大きいという難しさがあります。

2022年からGUCCIのグローバルアンバサダーを務める俳優・志尊淳さんも、2025年春夏のホットパンツのルックにはなかなか苦戦している模様。ホットパンツにロングコートを羽織った姿が、まるで「下は何も履いてない」かのようで、「志尊淳を持ってしても、アブナい人に見える」……とネットがザワついたものです。

一方、2024年からグッチのアンバサダーを務めているフィギュアスケーターの羽生結弦さんは、ポージングが多彩で、サイズ感は気になりませんでした。そういう意味では、当たりのキャスティングかもしれません。

<文/大日方理子>

【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP

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