『アントマン&ワスプ』ディズニープラスで独占配信中© 2025 MARVEL『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』(原題)での活躍も期待される新チームの誕生の物語『サンダーボルツ*』。今回は、超クセ者な無法者揃いの〈サンダーボルツ*〉から、孤独なスパイ・ゴーストの魅力を深彫りする。
過去に悪事を犯しながらも、アベンジャーズに代わって世界に襲いかかる危機に立ち向かうことになった、“最強”でも、“ヒーロー”でもない、超クセ強な無法者チーム〈サンダーボルツ*〉。
未来を託すには不安すぎる〈サンダーボルツ*〉だが、彼らは未曾有の危機を前に、“戦うしかない”状況に放り込まれる。使命感や正義感…そんな立派なものはどこにもない。それでもすべてをかけて、世界を守るため、そして人生逆転のために集結する。
その中の1人がゴーストだ。演じるのは、イギリス出身のハナ・ジョン=カーメン。『レディ・プレイヤー1』(2018)や、『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』(2021)などにも出演している。
あらゆる物質をすり抜ける能力を持つスパイ・ゴーストは、特殊な能力が持つがゆえに、孤独を抱えて生きてきた。
もともと彼女の父親は日々、量子研究に没頭する科学者。ゴーストが6歳だったある日、父の研究の最中に大事故が起きてしまう――。
父には自分を置いて逃げろと言われたゴーストだったが、父のもとへ駆け付けようとしたところ、事故に巻き込まれてしまった。
両親を亡くしただけではなく、全身の細胞が“分離と収束”を繰り返す“量子フェージング状態”となってしまった彼女は、あらゆる物質をすり抜ける能力を手に入れ、誰とも触れ合うことのできない身体になった。
しかも、彼女の全身は細胞の“分離と収束”の繰り返しで、日々苦痛も伴う。その後、“S.H.I.E.L.D.”という組織に保護された彼女は、自身の能力と痛みを制御するため特殊なスーツを身にまとい、命じられるままに悪事を働いてきたゴースト。
だが実は、彼女が暗躍する背景には、自らを治療したいという彼女なりの理由があった。自ら望んで悪事を働いたわけではなく、治療のために仕方なく、魂を売っていたのだ…。
そんな彼女だが、ある出来事をきっかけに、身体の状態は一時的に安定。だが、この先、彼女がどうなるのかは誰にもわからない。
そんなゴーストの前に立ちはだかるのが、アベンジャーズ全員を合わせた以上のパワーを持つ史上最強の敵・セントリーだ。
ニューヨークの人々が瞬時に消し去られる異常事態を前に、ゴーストは“戦うしかない”状況に追い込まれた、〈超クセ強な無法者〉たちと新チーム〈サンダーボルツ*〉を結成し、その一員として戦うことになる。
現在は孤独な身ながらも、本来は家族愛が強かったゴースト。〈超クセ強な無法者〉揃いの〈サンダーボルツ*〉のメンバーたちと共闘できるのか…!? そして、彼女は悲しい過去を乗り越え、元の自分を取り戻せるのか…!?
最強でもヒーローでもない、何も成し遂げられず挫折ばかりだった〈サンダーボルツ*〉が、もう一度自分を信じて強大な敵に立ち向かっていく壮大なドラマにも注目だ。
『サンダーボルツ*』は5月2日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)