スキンケアはするけどヘアケアはしない!? その理由について男子学生が討論・考察

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2025年04月21日 08:10  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
メンズのスキンケア&ヘアケア事情のリアルを探る本企画。



前回は男子大学生3名に「スキンケア&ヘアケアの予算とお気に入りアイテム」について語ってもらったが、第2回となる今回は身の回りの友人・知人まで対象を広げ、メンズのスキンケア&ヘアケアの広まり具合、そしてスキンケアとヘアケアに費やす熱量の差などについて徹底討論してもらった。


友達とスキンケアの話をする・しない?



――みなさんは周りの知り合い・友達とスキンケアの話をしたりしますか?



男子大学生Aさん:します。スキンケアに詳しい友達がいるのですが、その人がいろんなスキンケア用品を試していて、「自分の肌に合わなかったから、これあげる」って言ってもらったり。美容にハマってるメンズって、なんなら女子よりも知識があったりしますからね。化粧水に小さな針が入っているやつを使っていたり……。


男子大学生Cさん: 「リードルショット」ですよね? 確か韓国発のアイテムで、Amazonとかで買えるやつ。



男子大学生Aさん:そうそう! めっちゃ高くて、5,000〜6,000円くらいするんですけど、僕の周りでは韓国のスキンケア用品を使うメンズも増えています。



――男子学生の中でも、スキンケアは当たり前のことになってきているんですね。



男子大学生Aさん:そうですね、普通のことだと思います。スキンケアって、女子と話す接点にもなるので(笑)。やっぱり“モテ”は大事ですから。あっ、そういえば、広告モデルでメーカーを選ぶこともありますね。日焼け止めですが、小松菜奈さんがモデルを務める「アネッサ」、有村架純さんがモデルを務める「プリマヴィスタ」とかも使いました。



――やはり根底には“モテ”があるんですか(笑)。Bさんはいかがでしょう?



男子大学生Bさん:僕はあまり友達とスキンケアの話にはならないですね。周りがスキンケアをしているのかどうかもわかりません。なんか、そういう話をするのが恥ずかしいというか……。「Bくん、カッコつけてるの?」って冷やかされそうで(笑)


――どうも照れくさい、と。Cさんはどうですか?



男子大学生Cさん:友達とも話しますし、僕は妹がいるのでスキンケア用品をシェアしたりもしますね。遺伝的に肌質は合うと思うので、お互いに試行錯誤していろんなものを試して、いいものがあれば情報共有する、みたいな。値段が高いものは兄である僕が買わされるんですけど(笑)


――お兄ちゃんの宿命ですね。スキンケアをしている同世代が増えているという実感はありますか?



男子大学生Aさん:ありますね。彼女の影響でスキンケアを始めたメンズも少なくないです。ひとり暮らししている大学生って、よくパートナーと一緒に家で遊ぶじゃないですか。彼女の家でスキンケア用品を借りているうちに美容にハマっていくっていうパターンは多い気がします。やっぱり美容意識の高いほうがモテますから。



男子大学生Cさん:確かに、美容にハマる男友達は増えていますね。それが年齢によるものか時代によるものかはわかりませんが、増えていっているのは間違いないと思います。


男子大学生Bさん:僕は周りとそういう話はしませんが、テレビやネットの広告、ニュースを見ていても、メンズのスキンケアに関する話題が増えていますし、やっぱり男子の間で美容が流行ってるんだなっていう実感はありますね。

ヘアケアの優先度は?



――では、ヘアケアのほうはいかがでしょう? 周りとヘアケアに関する話はしますか?



男子大学生Aさん:……いや、言われてみればしないですね。ヘアケアに関しては情報がそもそもあまりないですし、スキンケアの波が来すぎているので、みんなそっちのほうを優先してる気がします。女子の髪の毛を見て「サラサラだなぁ」と思うことはありますが、男は……やっぱりないですね。


男子大学生Bさん:僕はスキンケアもそうですけど、ヘアケアの話もしません。



男子大学生Cさん:僕も話さないかも……。スキンケア用品は親のものを使うと怒られそうなので、自分で仕入れる必要がありましたし、アンテナも張っていますけど、ヘアケアについては銭湯で友達とヘアオイルを貸し合ったりする程度です。同世代のほとんどの人は、ヘアケアをしていないと思います。



――スキンケアに比べ、ヘアケアに力を入れていないのはなぜでしょう?



男子大学生Cさん:僕も最近まで実家のシャンプーやトリートメントを使っていましたが、別に不満もなかったですし、あまりみんな気にしていないんだと思います。



男子大学生Aさん:肌と違って、髪ってそんな見られないですからね。帽子を被れば隠せるし、ワックスをつけちゃえばわからなくなるので。僕はパーマをあてていた時代もあったので、必然的にヘアケアもするようになりましたけど。



男子大学生Bさん:僕の周りも気にする人はいないかな……。髪のほうはあまり見られていない、っていうのが大きな理由だと思います。


男子大学生Cさん:そうですよね。スキンケアを怠るとニキビができたりして目立ちますが、ヘアケアは直接触ったりしない限りはわからないように思います。それもワックスとかジェルとかをつければわからなくなるので、スキンケアほど重要視されていないのかもしれません。



――それでは、どんな情報や商品があればヘアケアに力を入れてみたいと思いますか?



男子大学生Aさん:髪にワックスをつけるとシャンプーもしにくくなるので、「一発でワックスも汚れも落ちて、だけどセット力もある」みたいなシャンプーがあると嬉しいですね。



男子大学生Bさん:髪にいい匂いが残るような商品があれば使ってみたいですね。特に、金木犀のような自然な香りだと使いやすい気がします。



男子大学生Aさん:あっ、何か季節ごとに限定の香りみたいなものがあってもいいかも。秋は金木犀、春は桜……みたいな感じで。匂いは人の印象を大きく左右するので、本当に大事ですよね。



男子大学生Cさん:僕はヘアケアで一番面倒なのがドライヤーだと思っているので、その時間が短縮できるようなシャンプーやトリートメントがあるとありがたいです。できれば「ドライヤーをしなくてもキマるシャンプー」があれば、すごく時短になるし、タイパがいいですけどね。



男子大学生Aさん:あとは、影響力のある人がヘアケアしていたら、それと同じ商品を使いたくなるんじゃないですか? 例えば目黒蓮さんみたいな人が、「ヘアケアしてどれだけ変わったか」「髪の毛に少し塗るだけでこんなに違うよ」みたいなことを発信してくれると、影響される人も多そう。あとはTikTokerやカップル系YouTuberとかも影響力はありそうですね。


メンズの場合、スキンケアとヘアケアにかける熱量には個人間で大きなギャップがあるようだ。ただし、スキンケアへの関心が高まるにつれ、徐々にヘアケアへの意識も高まっていくという可能性は、大いにありそうである。



ラストとなる次回は特別編、「風呂キャンセル界隈の実情」についてお届けしたい。



猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら(猿川佑)

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