カズレーザー、大谷翔平「父親リスト」制度に「そりゃロールモデルだから」　米国の現実、実は…

お笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザーが21日、フジテレビ系「サン！シャイン」（月〜金曜午前8時14分）にスペシャルキャスターとして出演。ドジャース大谷翔平（30）が真美子夫人の出産で、18日からの2試合を「父親リスト」で欠場し、第1子となる長女が無事に誕生したことを20日に発表した話題に言及した。

育休をめぐり、MC谷原章介から「芸人さんの世界は育休なんかないじゃない？」と振られたカズレーザーは「ないです、ないです」と回答。「育休あったら取ろうと思う」と問われ「いやぁ、どうですかね。僕は子どもいないから感覚分かんないですし」と淡々と回答した。

その上で、メジャーリーグの「父親リスト」制度をめぐり「メジャーリーグくらいすごい一流の世界だったらあるだろうけど、一般の会社だったら、アメリカでもない会社なんかざらにある」と冷静に指摘。「あれは、あれだけすごい組織のヒーローとかがやっていることだから、そりゃロールモデル（お手本）として、そうあってほしい、だから（リーグとしても）やらせましょうというのがある。全員が、アメリカだから全員が育休とるかというとそんなことはない」と率直に語った。

この意見に、フォーブスジャパン編集長、谷本有香氏も「あの、実は先進国の中でもっとも進んでいないと言われてるんですよ。もちろん、企業や州によっては出しているところもあるけど。しかし、取らない方も多いんです。自分が休んでいる間にキャリアを取られてしまうかもしれない競争社会でもあったりする」と、大谷のニュースの裏に隠れた米国の現実を紹介した上で「そういう意味でも、（メジャーリーグで）大谷さんが取られるのはすごい大きなメッセージになるはずなんですよね」と語った。