
【動画】鈴木亮平が“あのギャグ”も披露!? 『花まんま』スペシャルメイキング
原作は、2005年に第133回直木賞を受賞した短編集『花まんま』(文春文庫)。記憶の濃淡を丁寧に語り分けながら、人間の哀しさや温かさを繊細に織り込む巧みな筆致で評価される作家・朱川湊人の代表作で、ある兄妹の不思議な体験を描いた物語だ。
早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に、たった1人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・俊樹を演じるのは、鈴木亮平。まもなくの結婚を控えながら、ある〈秘密〉を抱えている妹・フミ子を有村架純が演じる。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』などコメディから感動作まで幅広い表現力を併せ持つヒットメーカー・前田哲。
今回解禁となったのは、鈴木と有村の貴重なインタビューや撮影の舞台裏を収めた特別映像。作品に込めた想いや現場の温かな雰囲気が伝わる内容となっており、本作の魅力が凝縮された一本に仕上がっている。
鈴木は、脚本を読んだ時の想いを振り返り、「読むたびに毎回涙してましたし、この感動を自分が出ることで脚本を読んだ時の印象よりも下回りたくないなと思っていたんですよね」とコメント。その意気込みからは、本作にかける特別な想いが伺える。
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映像には、先日の完成報告会見イベント(3月31日実施)でも話題に出ていた、オール阪神の"猫背"や"鳩胸"のギャグを行う場面も。有村は共演者たちについて「本番以外のところでも現場をすごく盛り上げてくださっていたのが印象的です」と笑顔をみせ、和やかで温かな撮影現場の雰囲気が伝わってくる。
また、本作の大切なシーンである結婚式のスピーチについて、鈴木は俊樹の心情に寄り添うため、監督やプロデューサーと相談しながらスピーチを作り上げたことを明かしている。「元々素晴らしいスピーチが書かれていましたが、俊樹は本当にここにたどり着くんだろうかとちょっと疑問に思ったので、それをプロデューサーと監督に相談した時に、このシーンは最後の最後に撮るので、俊樹を演じていく中で感じたことを3人で考えて言葉にしていきましょうと言っていただいた」と、当時の心境を振り返る。
全身全霊とも言える鈴木のスピーチは、エキストラやスタッフ含め撮影に立ち会った全員が本当の涙を流し、中には嗚咽する人もいたという。有村も「いろんな無いはずの思い出がたくさんあったんです。自然とそのエピソードを聞いていく中で、いろんな姿を想像できて、勝手に涙がこぼれていくみたいな、泣こうとしていないのに心が毎カット毎カット不思議と動かされていって、わたし的にもあれは不思議な体験だったなという風に思っています」と、その感動的な撮影現場でのエピソードを語っている。
映画『花まんま』は、4月25日より全国公開。
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