
ハラスメントに対する意識の向上は最近の話で、かつてはまるで異なっていた。投稿を寄せたのは広島県の40代女性。某衣料品チェーン系列の店舗で勤務していた際の辛い体験を明かした。
「その時の店長がとてもパワハラ体質で、本社にパワハラ報告したのですが、『はいはい』という感じで聞き入れてもらえませんでした」
会社全体の問題意識も低かったようだ。女性は当時のパワハラ被害を振り返った。(文:湊真智人)
「あなたおかしいんじゃないの?」
当時、女性の子どもは幼く、「保育所でいろんな病気をもらってきていた」という時期だった。その面倒を見る女性にも自然と移ってしまい、職場に休みを願い出た。しかし店長は非情にも、罵声を浴びせてきた。
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「『子供からうつされるとか信じられない、あなたおかしいんじゃないの?』『休むとかありえない』『うつされたことなんて一度もないわ』と言われて体調が悪い中、働かされました」
体調が悪い上に心ない言葉を浴びせられ、無理やり出勤させられたのだから、その苦痛は想像に難くない。今ならば批判されてしかるべき対応だ。女性は前述の通り本部に報告したものの、適当にあしらわれてしまった。ただ、これは今から20年も前のこと。
「SNSもなく発信出来なかったのが悔やまれますが、今からでもブラック企業だというのをつぶやけるのでSNSって便利ですね」
と時代の変化にも言及している。この辛い経験が反面教師になったようで、現在は子育て世代の同僚に対してこう声掛けしていると話す。
「こんなおばさんにならない様に、小さな子供さんがいる若い人には『休んでね!大丈夫!お互い様よ〜』と言ってあげてます!」
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今のご時世、こうした気遣いは働きやすい環境を作るためには不可欠だ。
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