自民、第1党維持に危機感=都議選200人超が出馬へ―投開票まで2カ月

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2025年04月22日 07:31  時事通信社

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東京都議会議事堂
 東京都議選(定数127)は、6月22日の投開票まで2カ月となった。都議会第1党を維持したい自民党は会派の裏金問題に加え、国政でも支持率が下落する中で危機感を強めている。今回は12年に1度の都議選と参院選が重なる年に当たり、各党は参院選の前哨戦として準備を加速。無所属を含め200人超が出馬する見通しだ。

 各党の公認候補を見ると、自民は34人(現有議席30)で、他に裏金問題で非公認とした現職・元職6人も出馬を予定。60人を擁立した前回と比べ調整が遅れている。新たに石破茂首相が商品券を新人衆院議員に配布していたことが判明するなど逆風が続き、都連関係者は「大負けもあり得る」などと厳しい見方を示す。

 国政で自民と連立を組む公明党は、都本部が自民会派の裏金問題を受け、自民候補を推薦しない方針。昨年10月の衆院選では自民の派閥裏金問題を受けて非公認となった候補にも推薦を出したが、議席を大幅に減らす大敗を喫したことが念頭にある。22人(同23)を公認し、9回連続となる全員当選に注力する構えだ。

 都議会第2党で、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」からは35人(同26)が出馬。前回失った第1党の座の奪還を目指す。共産は24人(同19)、立憲民主党は19人(同13)、日本維新の会は6人(同1)、地域政党「東京・生活者ネットワーク」は3人(同1)をそれぞれ公認。議席上積みをうかがう。

 都議会に議席を持たない勢力では、国民民主党から11人が出馬予定で、国政での存在感の高まりを背景に躍進を狙う。れいわ新選組は3人、参政党は4人、社民党は1人を擁立。昨年の都知事選で次点だった石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」は48人が立候補する予定だ。 

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  • 反日・反米の活動家・渡部カンコロンゴ清花を、参院候補に画策した自民都連は保守系有権者の信頼を大きく失っているから、当然の帰結かと。
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