
ステージに立った歌姫は、沸きたつ大勢の観客を前に何を思ったのか─。
大分県で4月19日、20日の2日間にわたり開催された野外音楽フェス『ジゴロック』に中森明菜が出演した。
「明菜さんは2024年、7月と12月にファンクラブ限定のイベントを開催しました。人前で歌うのは、2017年12月のディナーショー以来。体調を心配する声もあがりましたが、自らを“ババア”と称する自虐ネタを交えて会場を沸かせていました」(スポーツ紙記者、以下同)
これまでは“明菜を応援するファン”のみが来場するイベントだった。ディナーショー形式ではないライブの出演は2009年8月以来となる。それに加え今回は、他のアーティストも参加する初めての野外フェス。
「明菜さんの出演で、チケットは飛ぶように売れました。ただ、心配されたのは彼女のファンではない人もステージを見ること。これまで明菜さんは、テレビ番組には事前収録での出演だったほか、ファンクラブ限定のイベントも熱狂的なファンが観客という“守られた場所”だけで歌ってきました。だからこそ、今回は明菜さんの歌声が試されるイベントでもありました」
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心配になる明菜の言動
そうした中で堂々とした振る舞いで観客を沸かせてみせた明菜。出演を呼びかけた小室哲哉とのコラボも披露。だが、フェスの直前に明菜は“不穏な振る舞い”を見せていた……。
音楽ライターが話す。
「ファンクラブ会員限定のネットラジオが4月10日に公開されたのですが、明菜さんの言動がちょっと心配になる感じで……」
何があったのか。
「ファンから寄せられた質問に答えていたのですが、フェスに話が及ぶと“ギャ〜”と叫んで取り乱す場面がありました。そうとうプレッシャーを感じていたのか、精神的にかなり不安定な状態に聞こえました。フェスで楽しみにしていることについての質問も“1つもない”と答えたり、“明菜を楽しみにしている方は、その楽しみはフェス飯に切り替えて”と話すなど、もしかしたらドタキャンもありえるのではないかと思ったほどです。過去にはいろいろありましたから……」(音楽ライター、以下同)
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過去にも“ドタキャン”グセが
1999年7月、明菜は開催予定だったバースデーコンサートを中止にしたうえ、チケット代の返金が滞るトラブルを起こしたことがある。さらには仕事をえり好みする“わがまま放題”を問題視したレコード会社社長が、同年11月に明菜の“業界追放”を訴える会見を開いた。その後の2010年には、体調不良を理由に予定していたディナーショーを中止にしたことも。
「しかし、そんな心配も杞憂だったようです。その歌声で、観客を魅了していましたよ。今後はテレビ番組にも出演していくのでは」
もう消えた歌姫とは言わせない─。