
「初心に戻って演じきりたいと思っています」
そう語るのは人気ドラマ『特捜9』で主演を務めるイノッチこと井ノ原快彦。ファイナルを迎える同作への出演に闘志を燃やしている。
「井ノ原さんは浅輪直樹役として『特捜9』の前身である『警視庁捜査一課9係』に2006年から出演。2018年からは、渡瀬恒彦さんから主演を引き継ぎました。当初は新人刑事だった浅輪もファイナルでは警部にまで昇進し、ファンからは浅輪の成長物語としても愛されています。20年近く携わってきた作品の集大成ということで、井ノ原さんも気合が入っていることでしょう」(スポーツ紙記者、以下同)
井ノ原の仕事は俳優業にとどまらない。歌手やMC、さらには旧ジャニーズアイランドの取締役社長として多忙な日々を送っている。
「テレビ東京系で放送中の『アド街ック天国』でレギュラーMCを務めるなど、バラエティー番組にも多数出演していて、穏やかな語り口がお茶の間で愛されています。また、歌手活動30周年を迎える今年はライブや音楽番組にゲストとして出演予定。さらに、昨年からは旧ジャニーズ事務所の取締役CMOに就任していて、マーケティング部門の統括も行っているんです」
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芸能活動と事務所運営の両立という驚異的なスケジュールで仕事をこなす中、ある場所で“癒しのひと時”を送っているという。
「井ノ原さんは自宅近くに防音の部屋を借りたそうなんです。なんでも、時間を見つけては妻の瀬戸朝香さんや子どもたちと、楽器を演奏するなどして、家族でセッションをしているんだとか。瀬戸さんはドラムを担当していて、家族で過ごすこの時間が井ノ原さんにとって心休まる瞬間なんでしょう」
瀬戸も「とーっても嬉しい」
井ノ原といえば、大のギター好きとして知られている。
「『V6』のライブではギター演奏や弾き語りを披露することも。また、事務所の後輩である道枝駿佑と映画『461個のおべんとう』で共演した際は、ライブでギターを演奏する予定だった道枝さんに“お近づきのしるしに”とギターをプレゼントしていました」
そんな井ノ原の音楽好きは愛息にも遺伝しているようだ。
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「昨年12月、瀬戸さんが自身のインスタグラムを更新し、14歳になった長男が2023年の夏からドラムを始めたことを報告しました。息子さんの習得は早いそうで、瀬戸さんも《息子が楽器に興味を示してくれたことが、とーっても嬉しい》と綴りました。井ノ原さんも瀬戸さん同様、家族でセッションできるようになったことをうれしく感じ、思い切って防音の部屋を借りたのではないでしょうか」
家族でのセッションが井ノ原家の“愛なんだ”。