
【写真】吉沢亮&横浜流星、“国宝級”の美麗2ショット
本作は、作家・吉田修一が3年の間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた同名小説を、映画『悪人』や『流浪の月』を手掛けた李相日監督、脚本・奥寺佐渡子で実写化。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄の50年を描く。
吉沢は「この作品は撮影期間を含めると約1年半、歌舞伎の稽古を重ねて役と向き合いました」としみじみ語ると「一つの役作りとして、1年半もの時間を費やすことは、やろうとしてもやれないこと」と特別な作品だったことを明かす。
それだけすごい熱量で臨んだ作品であり、吉沢にとっても「エネルギー量が桁違いだった」と振り返ると「僕のいままで培ってきたものをすべてぶつけました。これまでの役者人生の集大成になりました」と感慨深い表情を浮かべていた。
そんな渾身の作品は、本年度のカンヌ国際映画祭「監督週間部門」に出品されることになった。吉沢は「普段から映画に携わらせていただく人間として、カンヌというのは憧れの舞台。そのような場所で作品が上映されるというのは嬉しいです」と語ると、その知らせを、共に戦った横浜と一緒に聞いたという吉沢は「運命じみたものを感じますし、日本が世界に誇る歌舞伎という文化が世界に放たれたとき、どんな評価をいただけるのか、とても楽しみです」と目を輝かせていた。
|
|
映画『国宝』は、6月6日全国公開。