
【写真】吉沢亮&横浜流星、“国宝級”の美麗2ショット
本作は、作家・吉田修一が3年の間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた同名小説を、映画『悪人』や『流浪の月』を手掛けた李相日監督、脚本・奥寺佐渡子で実写化。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄の50年を描く。
2022年に公開された映画『流浪の月』以来、李監督作品2度目の出演となった横浜。『流浪の月』では、広瀬すず演じる更紗の恋人として、弱さに負けてDVをふるってしまう男性を演じた。そして本作では、上方歌舞伎の名門・丹波屋の看板役者である花井半二郎(渡辺謙)の跡取り息子の俊介に扮した。
横浜は「李監督と作品を作る時、いつも僕は自分とは正反対だなと思うような役をいただくんです」と語ると「でもそれは大きな挑戦となるので、とても役者冥利に尽きることなんです」と俳優として李監督の現場は、自身を成長させてくれる場だという。
本作で演じた俊介も「自分のなかでは苦手な人間」と共感できる部分は少なかったというと「まずは理解して愛することから始めました」と徹底的に役に向き合ったという。その過程で「自分の力不足も感じた」という横浜だが「作品を通して、芸事にすべてを捧げる登場人物たちに感銘を受けましたし、励まされました。しっかりと芸にまい進するのみです」と大きな気づきもあったことを明かした。
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