決勝弾を挙げたアルダ・ギュレル [写真]=Getty Images ラ・リーガ第33節が23日に行われ、ヘタフェとレアル・マドリードが対戦した。
ここまで32試合を消化したリーグ戦で21勝6分5敗を記録し、勝ち点「69」の2位につけるレアル・マドリード。先に今節を消化した首位バルセロナが勝利を収めたため、同クラブとの勝ち点差は暫定的に「7」へと広がった。逆転優勝に向けて一戦も落とせない状況のなか、今回“白い巨人”は敵地で12位ヘタフェと対戦。ホセ・ボルダラス監督の下で独特なスタイルを築く難敵から白星奪取を狙う。
試合は21分にレアル・マドリードがスコアを動かす。ヴィニシウス・ジュニオールが右サイドを抜け出し、相手にディフレクトしたクロスがファーで待つブライム・ディアスへとわたる。GKに弾かれたシュートのこぼれ球を自ら拾い、バックパスを受けたアルダ・ギュレルがゴール前にクロスを入れる。人数をかけて守るヘタフェによって一度クリアされたものの、セカンドボールは再びギュレルのもとへ。右足で放ったミドルシュートがネットを揺らし、アウェイチームが先制に成功した。
後半に入ると、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は次々と交代を実施。サブスタートとなったジュード・ベリンガムやロドリゴなどを投入して攻撃の活性化を図るが、相手陣内に攻め込めないまま時間が経過していく。そんななか、ゲーム終盤にアクシデントが発生。ハーフタイムから出場したエドゥアルド・カマヴィンガが右足の股関節付近を痛めて治療を受ける事態に。プレー再開を試みたが続行は不可能となり、レアル・マドリードにとっては今後に不安が残る交代を余儀なくされた。
後半アディショナルタイムにはヘタフェにチャンスが訪れたものの、レアル・マドリードGKティボー・クルトワが好セーブを披露。結局、そのまま試合は1−0で終了し、レアル・マドリードが大きな3ポイントを掴み取った。次節、ヘタフェは来月2日にアウェイでラージョ・バジェカーノと対戦。レアル・マドリードはバルセロナとのコパ・デル・レイ決勝を挟みつつ、来月4日にホームでセルタと対戦する。
【スコア】
ヘタフェ 0−1 レアル・マドリード
【得点者】
0−1 21分 アルダ・ギュレル(レアル・マドリード)