令和に結婚した夫婦の家計事情 9割弱が共働き 7割以上が「お財布は別々」

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2025年04月24日 07:50  まいどなニュース

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令和婚夫婦のお財布事情は… ※画像はイメージです(taka/stock.adobe.com/)

家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、全国の男女530人を対象に「結婚に関する意識調査」を実施。令和の時代に結婚した夫婦の実に86.1%が共働きであることが分かりました。また、7割以上が「お財布は別々」と回答していたそうです。

【グラフ】結婚した年ごとにみる「夫婦の働き方」の変化

調査は、全国の同サービスユーザーを対象に、2025年2月に実施されました。

「結婚している」「結婚経験がある」と回答した人に、「結婚を計画するにあたり、家計の状況に対して不安はあるか・あったか」と聞いたところ、「不安がある/あった」と回答した割合は41.6%、「不安はない/なかった」が37.2%、「考えていない/いなかった」が21.2%となりました。

結婚した年号ごとに見ると、昭和婚夫婦では、「不安がある/あった」が40.0%、「不安はない/なかった」が36.0%、「考えていない/いなかった」が24.0%。平成婚夫婦では「不安がある/あった」が39.6%、「不安はない/なかった」が39.1%、「考えていない/いなかった」が21.3%。令和婚夫婦では、「不安がある/あった」が53.5%、「不安はない/なかった」が30.2%、「考えていない/いなかった」が16.3%となり、令和婚夫婦の家計の不安割合が最も高く、過半数を超す結果となりました。

また、「結婚している」「結婚経験がある」と回答した人へ、夫婦の働き方(パート・アルバイト含む)について聞いたところ、「共働き」が65.9%、「片働き(妻、専業主婦)」が27.5%、「片働き(夫、専業主夫)」が4.1%でした。

結婚した年号ごとに見ると、昭和婚夫婦では、「共働き」が44.0%、「片働き(妻、専業主婦)」が41.3%、「片働き(夫、専業主夫)」が8.0%。平成婚夫婦では、「共働き」が69.8%、「片働き(妻、専業主婦)」が25.7%、「片働き(夫、専業主夫)」が3.0%。令和婚夫婦は、「共働き」が86.1%、「片働き(妻、専業主婦)」が11.6%、「片働き(夫、専業主夫)」が2.3%という結果になりました。調査を行った同社は、「時代と共に共働き家庭は増加しており、令和婚夫婦においては9割弱もの夫婦が共働きを選択していることから、働き方のスタンダードが大きく変化していることがわかる」と述べています。

「共働き」と回答した方に対し、「お金の管理」に関する質問をしたところ、「お財布は別々(二人の収入から一定の生活費をそれぞれ出し、残りは個別管理)」が54.0%、「お財布は一緒(二人の収入をすべて一つに合わせて管理している)」が42.2%と、やや「別管理」の回答が多くなっていました。

結婚した年号ごとに見ると、昭和婚夫婦では、「お財布は別々」が45.5%、「お財布は一緒」が54.5%。平成婚夫婦では、「お財布は別々」が51.1%、「お財布は一緒」が44.7%。令和婚夫婦では、「お財布は別々」が73.0%、「お財布は一緒」が21.6%となっており、「財布は別々」が非常に多い結果になりました。「共働き増加による夫婦それぞれの経済的な自立の影響で、お財布事情のスタンダードも大きく変化したことが分かった」と同社は述べています。

続いて、結婚相手を選ぶ際に年収を重視するかという質問については、「はい」の割合が男性は20.2%だった一方で、女性は59.6%となっており、相手への経済的役割への期待は、男性に比べ女性の方が高い傾向にあることがわかります。

結婚した年号ごとに、相手の年収を重視する割合を比較すると、昭和婚女性は47.4%、平成婚女性は52.0%、令和婚女性は57.9%となっており、時代とともに重視度が高くなっていることが伺えます。

また、男性においても同様に、昭和婚男性は12.5%、平成婚男性は15.7%、令和婚男性は20.8%と、やや控えめではあるものの、時代とともに増加傾向にあることがわかりました。同社は「現代の結婚市場において『経済的な安定』の重要度は男女ともに増していることを示す結果となった」と述べています。

「子どもを持つことを考えるうえで家計の状況に対しての不安があるか・あったか」という質問に対して、「不安がある/あった」と回答した割合は、男性は47.3%、女性は53.6%でした。なお、結婚した年号ごとにみると、令和婚夫婦において男性は58.3%、女性は57.9%と、ともに6割近くが不安があったと回答しています。

「不安がある/あった」と回答した割合について、女性は昭和婚57.9%、平成婚49.3%、令和婚57.9%と、やや増減はあるものの大きくは変わらない結果となりました。一方で男性は昭和婚は25.0%、平成婚は44.9%、令和婚58.3%となり、昭和と令和では実に2倍以上の差が出る結果となりました。

【出典】
『オカネコ 結婚に関する意識調査』『家計診断・相談サービス『オカネコ』調べ』
株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)

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