天皇賞(春)を目指すハヤテノフクノスケ(写真左、撮影:井内利彰) 青森県、ウインバリアシオン産駒のハヤテノフクノスケ(栗東・中村直也厩舎)。5月4日に京都競馬場芝3200mで行われる天皇賞(春)へ登録しており、今朝24日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
岩田望来騎手が跨り、CWでアースグレーザーを追走。1コーナーから2コーナーを周回するところでゆったりと走り、向正面に入ってからも落ち着きある走り。3コーナー手前で前が後ろを引き離していこうとしたところで少し差がひらいたが、ジョッキーが軽く促すと、きっちりと前との差を詰めていった。
3コーナーから4コーナーで外を回り、アースグレーザーに並びかけていく時も外。かなり負荷のかかる状況だったが、それを楽々と交わしていって、大きく先着してのゴールだった。
時計は6F79.8〜5F63.8〜4F48.8〜3F34.7〜2F22.3〜1F10.9秒。道中がきれいな加速ラップを踏んでいるという点が素晴らしい。3F34秒台は24日と前日水曜日を含めてもこの馬1頭。前走時の1週前追い切りも素晴らしかったが、今回は間違いなくそれ以上という内容だった。
(取材・文:井内利彰)