


この7年の間にも、何度か会おうとして会えなかったのは、子どもが主な理由です。今までも私とミサキは「サエの子どもを預けられる日に合わせるよ」と提案しましたが、結局「子どもを預けられないから、ムリかも。子連れでもいい?」とサエは言うのです。当時はサエの子が今より小さかったので、「落ち着いて話せないよね」「そしたらまたの機会に」となり、会う予定が流れていました。



私とミサキはどちらかというと子ども抜きでゆっくり大人だけで会いたい派です。ミサキは繊細な性格で、何かと気遣いしすぎるところがあります。感情を出さないタイプだからハッキリとは言いませんが、きっと今回のやりとりに思うところがあるのでしょう。


3人でのLINEのやりとりはサエの主張ばかりが目立つように感じられ、少し疲れてしまいました。もちろん、サエが家庭や子育てで忙しいのは理解しています。でも私も家庭や仕事があるし、ミサキだって事情があるでしょう。
だからこそ、お互いに歩み寄ればいいのにサエは自分の希望を伝えるだけで、積極的に動こうとしません。私とミサキがサエの都合に合わせるばかりの状況に、サエの配慮が欠けていると感じてしまうのです。
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【第3話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・塚田萌