画像提供:マイナビニュースJR東日本、東北電力、三菱HCキャピタルエナジー、久保田本店は24日、オフサイト型コーポレートPPAサービスに関する契約を4月23日に締結したと発表した。5月から東北新幹線に再生可能エネルギー由来の電力を順次導入するという。
オフサイト型は電力を利用する場から離れた敷地に発電設備を設置するしくみ。PPA(Power Purchase Agreement)は発電事業者・小売電気事業者と需要家(電力の使用者)との間で行われる再生可能エネルギーの発電・電力売買するための電力契約とのこと。
このオフサイト型コーポレートPPAサービスにより、再生可能エネルギー由来の電力を東北新幹線における運転用電力の一部として5月から順次導入する計画。同サービスによる鉄道向けの再生可能エネルギー由来の電力供給は、東北エリアで最大規模になるという。
再エネ電力供給線区は東北新幹線の郡山〜新青森間、設備容量は宮床メガソーラー発電合同会社3万6,000kW、久保田本店1,600kW。供給規模は年間約4,700万kWh(一般家庭約1万5,100世帯分相当)とされ、年間約1万9,100トンのCO2排出削減が見込まれている。なお、JR東日本と東北電力のオフサイト型コーポレートPPAサービスの取組みは3件目。再エネ発電所の出力規模は累計で5万9,800kW(風力発電所1地点・太陽光発電所3地点)に達するとしている。(木下健児)