東京の表参道を走る車=3月30日(AFP時事) 自動車大手8社が24日発表した2024年度の国内生産台数は、合計で前年度比2.7%減の805万台だった。認証不正やプリウスのリコール(回収・無償修理)が響いたトヨタ自動車や、販売不振に見舞われた日産自動車など7社がマイナス。一方、ダイハツ工業は認証不正で停止した生産の回復が進んだことから増加に転じた。
トヨタは2.2%減、日産は一部スポーツ用多目的車(SUV)などの販売が振るわず11.5%減。乗用車を中心に落ち込んだマツダも6.3%減少した。ダイハツは軽自動車がけん引し、5.5%増だった。
世界生産台数の8社合計は4.8%減の2417万台で、7社がマイナス。中国で価格競争が激化した影響を受けたホンダが11.5%減と最も大きく落ち込んだ。タイで一部車種の生産を停止した三菱自動車も10%減少した。インドで過去最高の生産台数を記録したスズキは0.9%増と底堅かった。