「西武・電車フェスタ」2025年も開催 「52席の至福」会場直通列車に

西武鉄道は24日、同社最大の車両検修施設である武蔵丘車両検修場で、「西武・電車フェスタ 2025」を6月7日に開催すると発表した。イベント当日、観光列車「西武 旅するレストラン 52席の至福」が初めて会場直通列車として運行される。


「西武・電車フェスタ」は、西武鉄道の事業や鉄道に対する理解を深めてもらうことを目的に、毎年開催されている恒例イベント。今年は池袋線の前身である武蔵野鉄道の開業110周年を記念し、特別展示ブースが設置される。



「西武 旅するレストラン 52席の至福」の会場直通列車は2本の運行を予定している。「武蔵丘車両検修場直通ブランチコース」は、西武新宿駅を10時40分頃に出発し、武蔵丘車両検修場へ12時45分頃に到着。車内で弁当、スープ、デザートを提供する。旅行代金は1人あたり1万3,000円。もう1本は新所沢駅から乗車し、会場へ直通する列車で、帰りも新所沢駅まで専用列車に乗車できる。いずれも申込み方法等の詳細は後日発表される。

会場では、電車に台車を入れる作業やトラバーサー乗車体験、運転シミュレータ体験(有料・事前予約制)などの実演・体験イベントを実施するほか、レール探傷車の展示、こども向けの制服撮影会、西武鉄道キッズクラブ会員限定のイベントなども予定。地元の小中学校や団体によるステージイベント、鉄道グッズ販売、キッチンカーによる飲食販売なども行われる。鉄道部品販売は実施されない。入場は無料で、事前申込みも不要とのこと。


当日は定期列車に加え、池袋線の飯能〜高麗間で臨時列車を運行。一部の特急列車が会場最寄り駅の高麗駅に臨時停車する。（佐々木康弘）