サンリオ「フラガリアメモリーズ」が舞台化、“戦う”のではなく“守る”騎士たちの思いとは?

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2025年04月25日 09:10  ORICON NEWS

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「『フラガリアメモリーズ』〜純真の結い目〜」出演者(C)2025 SANRIO CO.
 2023年にスタートした、サンリオによる本格ファンタジープロジェクト『フラガリアメモリーズ』。ハローキティやマイメロディなどの人気キャラクターを主(ロード)とし、18人の騎士たちが守るという内容だ。これまでボイスドラマと楽曲で展開していたが、このほどミュージカル「『フラガリアメモリーズ』〜純真の結い目〜」(通称:フラミュ)が本格始動。サンリオキャラクターに仕える騎士をどう演じるのか? 赤の大陸の騎士たち<レッドブーケ>として出演する、酒寄楓太、安藤夢叶、井澤勇貴、樫澤優太、大見拓土、山野光に聞いた。

【写真】6人のイケメンたちが大変身! サンリオキャラクターを守る騎士に!?

■守るのはハローキティ、マイメロディ、ポムポムプリンなど! 騎士たちの思い

──ご自身の演じる騎士について、魅力だと思うことを教えてください。

【酒寄楓太】ハローキティに仕える騎士・ハルリットを演じさせていただきます。誰かのことをまっすぐに愛し、信頼するというハルリットなりの騎士道精神が、僕はとても素敵だなと思っています。

【安藤夢叶】僕が演じるメロルドはマイメロディを主(ロード)とする騎士です。見た目はふわふわしているのに、"最強の騎士"という異名を持つ実力者というミステリアスぶりに惹かれています。

【井澤勇貴】ポムポムプリンに仕える騎士・プルースを演じさせていただきます。明るくて人が好きで、そして何かに縛られるのが嫌いという犬っぽい性格が、自分にも近いところがあって親近感がありますね。

【樫澤優太】マロンクリームに仕えるロマリシュを演じさせていただきます。お菓子作りやお裁縫が得意な気品あふれる騎士でありつつ、力持ちでもあるというギャップを魅力的に演じたいなと思っています。

【大見拓土】僕はKIRIMIちゃん.を主(ロード)とするリミチャです。よく笑い、よくしょげる感情豊かさや、隠れてゲームをするサボり癖があるという騎士らしからぬところが、逆に人間味があって愛おしいです。

【山野光】ウサハナに仕える騎士・サナーを演じさせていただきます。おおらかで誰とでも分け隔てなく接する反面、優しいがゆえにネガティブな感情に向き合うのが苦手という二面性が、共感できる人も多いキャラクターなのではないかなと思います。

──ご自身が演じる騎士の主(ロード)であるサンリオキャラクターには、どんな思い入れがありますか?

【酒寄楓太】キティ様には純粋に尊敬しかないです。世界的な人気と知名度、そして色々なキャラクターや企業ともコラボできる包容力。エンタテイナーの頂点と言っても過言じゃないですよね。なんと言っても、誰が見ても可愛い!

【安藤夢叶】可愛さで言ったらマイメロディも負けていません!

【樫澤優太】そのお二方もそうですが、世代を超えて愛されているのもサンリオキャラクターのすごいところだなと思います。マロンクリームは僕自身の幼少期の思い出の中にありますし。

【山野光】それでいうと、ウサハナは僕の11個上のお姉ちゃんがド真ん中世代。久しぶりに連絡して、ウサハナとの思い出を聞きたいなと思っているところです。

【井澤勇貴】男の子はポムポムプリンが好きな子が多かったですよね。僕もそうでしたし、犬好きな人にもポムポムプリンファンは多いって聞きました。

【大見拓土】それこそ僕はミラクル☆ステージ『サンリオ男子』にも出演させていただいていて、しかもKIRIMIちゃん.推しの役だったんですよ。それだけでも思い入れは深いですし、公式Xなどで垣間見れる庶民派なところもたまらなく好きです(笑)。

【山野光】僕もコロコロクリリン推しの役で、ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』に出演させていただきました。どのコたちにも共通して、サンリオキャラクターは笑顔をくれる存在。困っている人や悲しんでいる人に寄り添ってくれる優しさに溢れているんですよね。

【井澤勇貴】そうしたサンリオの世界観は『フラガリアメモリーズ』にも踏襲されているなと思いました。フラガリアの騎士たちは、"戦う"のではなく"守る"。誰かを傷つけることは決してしないというところに、僕はサンリオの精神を感じます。

【安藤夢叶】サンリオファンの方は、キャラクターたちからたくさんの幸せや癒しをもらってきたと思うんです。だからこそ「自分もキャラクターのために何かしてあげたい」と思っている方も多いと思う。主(ロード)の願いに応えて騎士たちが立ち上がる『フラガリアメモリーズ』のストーリーは、そんなサンリオファンのみなさんの思いを追体験させるものでもあるのかなと思っています。

──これまでも2.5次元舞台などで活躍されてきたみなさんですが、『フラガリアメモリーズ』ならではの楽しさや魅力、やりがいはどんなところにありますか?

【大見拓土】ボイスドラマ原作ということで、声優さんの表現を参考にしながらも、モーション面に関してはイチから作り上げるところはやりがいもあるし、責任感も感じます。

【樫澤優太】たしかに、ファンのみなさんはたとえ静止画でも「このキャラクターならこう動くだろう」という明確なイメージがあるわけだし、それを裏切らないものをお見せしなければというプレッシャーはあります。

【山野光】ただ、やはり舞台の上で人が演じるからこそ生まれる空気感に2.5次元舞台の醍醐味があると思いますし、作品の魅力プラス、エネルギーを感じてもらえるものに仕上げたいですね。

【安藤夢叶】僕たちが演じる意味も表現できたらと思っています。それこそハルリット役の楓太とは旧知の仲で、お互い出演することを知った時にハグをしたくらい(笑)。生身の人間である役者と、キャラクターがリンクする瞬間の面白みも出せたらと思っています。

【井澤勇貴】舞台ファンのみなさんに「“フラミュ”は一見の価値あり!」と認めていただけるよう、クオリティの高いパフォーマンスを追求していきたいですね。

【酒寄楓太】サンリオキャラクターへの愛とリスペクトたっぷりに、レッドブーケの6人一体となって最高の舞台を作り上げたいと思います。劇場でお待ちしています!

(C)2025 SANRIO CO., LTD. ミュージカル『フラガリアメモリーズ』製作委員会2025

(文:児玉澄子)

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