CO₂40%削減へ、三井不動産が海老名で“木の街区”着工―国内初の試みに注目

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2025年04月25日 09:20  マイナビニュース

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三井不動産は4月1日、「三井不動産インダストリアルパーク海老名(MFIP海老名)&forest」を着工した。竣工は2026年6月末を予定している。


同施設は、神奈川県海老名市の海老名市役所周辺地区に位置。物流用途に加え、建物全体の約半分がオフィス・研究施設・ラボなどのマルチユーススペースで構成されている。

複数テナント型の物流(マルチ型倉庫)用途を含む施設としては、国内で初めて建物構造の一部に木造を採用。三井不動産グループが北海道に保有する森林の木材を構造材および内装・仕上げ材の一部に使用する。名称も、三井不動産グループの新たな木造建築ブランド「&forest」を冠することとなった。


施設のメインエントランスは、木と植物の風合い、香りを感じられる有機的で柔らかい空間とする。壁面には、かつて田圃だった土地の記憶を紡ぎ、「豊作」を象徴する稲穂を表現したアートを設置。3階ラウンジには、保有林の木材を内装・仕上げ材の一部に使用し、木質感あふれる空間を創出する。


共用部のうち、木造とした一部では木造構造や木質デザインを積極的に取り入れることにより、鉄骨造で建築した場合と比較してCO2排出量を約40%低減することを見込んでいる。(フォルサ)

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